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2016年04月07日 「こころホット」ボランティア始動 仮設住宅(岩手・釜石市)で被災者と交流


今年も本会会員による「こころホット」ボランティアがスタート。会員は来訪者の心に寄り添いながら、和やかなひとときを過ごしました

東日本大震災の被災者の心に寄り添うことを目的に、立正佼成会会員による「こころホット」ボランティアの今年次の取り組みが4月2日、岩手・釜石市でスタートしました。釜石、杉並両教会の会員と本部職員合わせて5人が、同市内の仮設住宅に「お茶っこサロン」を開設。入居者と交流しました。

同ボランティアは、釜石市社会福祉協議会が実施する「お茶っこサロン」に協力し、仮設住宅内に設置された談話室で入居者に飲み物や菓子を提供しながら、傾聴を通じて心に寄り添うものです。2012年から継続して行われています。同サロンへの参加の呼びかけを通した「見守り訪問」の活動も行います。
3日、同市鵜住居(うのすまい)町の日向(ひかた)E仮設団地(27戸)の談話室に開設された同サロンには、午前10時から午後3時までの間に入居者ら9人が来訪。和やかな雰囲気の中、ボランティアのメンバーたちは、来訪者一人ひとりの声にじっくりと耳を傾けたほか、共に手芸を行ったり、幼児と手遊びや絵を描いたりしながら触れ合いました。さらに、昨年に引き続き、談話室内に「足湯」を設け、身も“ホット”なひとときを提供しました。
80代の女性は、「仮設住宅から近所に新築した自宅に家族で移りましたが、震災前からの顔なじみが多い仮設団地の皆さんと触れ合う時、心が一番落ち着きます。これからも『お茶っこサロン』が開設され続けることを切に願います」と語りました。
杉並教会会員(71)は、「困難の中で前向きに生きようと、笑顔で明るく振る舞う入居者の皆さんの姿に胸を打たれました」と話しました。
今後は市内9カ所の仮設住宅で「お茶っこサロン」が開設され、奥羽支教区はじめ全国の教会から22組のボランティアが派遣される予定です。
なお今年は、昨年10月に落成した釜石教会大槌道場で、同教会の会員を対象に6回にわたり「お茶っこサロン」が実施されます。

(2016年4月 2日記載)