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2016年04月24日 熊本地震 第3次援助隊が活動を展開 被災会員への支援を開始


佐藤教区長は会員一人ひとりの被災体験に耳を傾け、励ましの言葉をかけました

「平成28年熊本地震」における立正佼成会災害対策本部(本部長=川端健之理事長)の第3次援助隊(隊長=前田貴史総務部次長)が4月24日から5月2日まで、熊本教会で支援活動を行いました。同隊は第2次隊に引き続き、同教会を拠点に救援物資の管理や会員の被災状況の把握、同教会に避難する近隣住民や会員への対応などにあたったほか、被災会員宅の復旧作業などボランティアに従事しました。

25日に熊本教会入りした第3次隊は、教会道場に避難する市民への食事の提供や近隣教会から寄せられた救援物資の管理、教会施設の復旧作業や布教運営をサポートしました。
南九州支教区と連携し、被災会員へのボランティアを展開。26日、鹿児島教会の会員有志8人と共に、熊本市内や益城(ましき)町などに住む会員宅4軒を訪れました。度重なる余震の中、避難生活を続ける会員の不安に耳を傾けながら、物が散乱した屋内の片付けや破損した家具の修繕などに取り組みました。
市内の県営住宅に一人で暮らす会員(63)宅では、床に散らばった食器の破片を掃除し、大型のたんすを起こす作業を行いました。会員は、「余震が怖くて夜は近所の避難所で過ごしています。生活の先行きが見えず、気持ちが沈んでいたのですが、皆さんが心配して来てくださったことがうれしく、何よりも励みになります」と安堵(あんど)の表情を見せました。
ボランティアに参加した鹿児島教会の会員(49)は、「地震の被害をテレビで見て、いても立ってもいられませんでした。微力ですが、お役に立ててうれしい。これからも人ごとと思わず、自分にできる支援を続け、少しでも被災地の皆さまの心に寄り添わせて頂きたい」と語りました。
27日は、熊本教会のある第十一町内自治会の会長が教会道場を訪れ、柴垣多加志南九州支教区長(熊本教会長)と面会。会長は、同教会が避難所として近隣住民を迅速に受け入れたことや、地域の小学校などで炊き出しを行ったことに謝意を表しました。翌28日には、佐藤益弘西日本教区長が教会道場を訪問。大法座が行われ、会員が被災体験を語りました。
30日正午、同教会は熊本市から指定を受けていた避難所としての役割を終えました。今後は、一時避難を必要とする被災会員に開放されます。
また、5月9日から第4次援助隊(隊長=木下修男教務部次長)が引き続き救援活動を展開しています。

(2016年5月12日記載)