2016年04月24日
水谷国際伝道部部長がダッカ、チッタゴン両大学で『仏教と世界平和』テーマに講演
チッタゴン大学で教員や学生らに、仏教と宗教対話について講演した水谷部長
4月24日にバングラデシュのダッカ大学で、同28日にチッタゴン大学でそれぞれ特別セミナーが開催され、席上、水谷庄宏国際伝道部部長が『仏教と世界平和』をテーマに講演しました。
両大学での特別セミナーは、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)同国委員会に昨年1月、イスラームとヒンドゥー教、キリスト教、仏教の青年ネットワークが結成されたことを踏まえ、諸宗教への理解を深める機会を提供することが目的。ダッカ大ではWCRP/RfP同国委と本会バングラデシュ教会が、チッタゴン大では同大哲学科と同教会が共催しました。
28日のセミナーは『世界平和と宗教対話に対する仏教徒の視点』と題して開催され、イフテカル・ウッディン・チョウドリー総長はじめ、大学教員や学生ら約250人が参集しました。
講演に立った水谷部長は、釈尊の生涯を紹介。「縁起観」を解説しながら、「実相」「仏性」について触れ、仏教の世界観、人間観などを説明しました。さらに、本会の宗教対話・協力活動として、昨夏、アブドッラー国王宗教・文化間対話のための国際センター(KAICIID)のファイサル・ムアンマル事務総長を迎え、大聖堂で開催された対話集会に言及。同氏の発言から、イスラームの教えと寛容性に感銘を受けた体験を語り、宗教協力による平和構築の重要性を訴えました。
質疑応答では、参加者から同国の国教でもあるイスラームと仏教の共通性や宗教者の役割、宗教の差別問題などについて質問が寄せられました。
なお、26日にはコックスバザールの市民ホールで「平和会議」(主催=同教会コックスバザール支部)が開催され、水谷部長が講演しました。
(2016年5月12日記載)
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