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2016年09月30日 新宗連「第1回教化活動に関する懇談会」

新日本宗教団体連合会(新宗連)の「第1回教化活動に関する懇談会」が9月30日、東京・渋谷区の妙智會教団本部で開かれ、加盟教団の代表、役職者、教化布教の担当者など約90人が参加した。本会から、同理事を務める庭野光祥次代会長、同常務理事の川端健之理事長が出席。このほか、布教に関わる教団役職者が参加した。

懇談会の冒頭、保積秀胤新宗連理事長(大和教団教主)は、人々の心を救い、社会を幸せに導くことが宗教者の役割と強調。「今回の懇談会を、国民皆信仰を目指して各教団が研鑽(けんさん)を積み、智慧(ちえ)を学び合う契機にして頂きたい」とあいさつした。
この後、妙智會教団九州教会長の松枝飛支子師が講演した。自身の信仰に触れた経緯から、その後40年近く、支部長・教会長として九州の布教に尽力してきた体験を発表。この中で、「信仰の指導者は、まず自らが神仏を信じ切り、信者さんの幸福を心から願うことが基本」とリーダーの心構えについて語った。
その上で松枝師は、信者と信頼関係を結ぶためにリーダーは本心を打ち明けることが大切と指摘。胸襟を開いて話し合い、信頼関係を築くことで、悩み、苦しみを知ることができるとし、衝突を恐れずに相手と向き合うことを提案した。質疑応答では、若い世代への信仰継承などの質問に、松枝師が体験を交えて答えた。
閉会のあいさつに立った川端理事長は「国民皆信仰に向けて、今後も加盟教団で力を合わせ取り組んでいきたい」と述べた。

(2016年10月 6日記載)