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2002年01月17日 ニューヨークでの子供のための会議に本会代表が出席

子供の人権擁護と健全な育成を求めて5月7日から14日まで、米国・ニューヨークで行われる一連の会議に、本会から酒井教雄参務、国富敬二青年本部長はじめ中・高生ら代表あわせて20人が出席します。開催されるのは、「国連子ども特別総会」、その正式サイドイベントとして開かれる「子どもたちに対する世界の宗教者の挺身」、「子ども会議」、妙智會教団「ありがとう基金」主催の「子どものための宗教者ネットワーク」の4会議です。地球の未来のために、宗教者として何をなすべきかを模索します。

1990年に国連本部(ニューヨーク)で行われた「子どものための世界サミット」の宣言や行動計画の実績を見直し、今後10年間の行動計画を新たに採択するのが目的で、8日から10日まで開催されます。各国の国家元首や首脳、NGO(非政府機関)代表などが参加。本会は、ユニセフと協力関係にあるNGOの一つとして招待され、酒井参務ら4人が出席します。
90年のサミットでは「子どもの生存・保護・発達に関する世界宣言」が各国によって署名され、また、5歳未満の乳幼児死亡率を引き下げるなどの「行動計画」が採択されました。これに、庭野日敬・立正佼成会開祖がゲストとして招待され出席。あわせて、「サミット提唱6カ国首脳とNGO代表との会談」では、子供の人権擁護と福祉の充実を、政治家、宗教者に提言しました。
【子どもたちに対する世界の宗教者の挺身】
特別総会開会前日の7日、WCRP(世界宗教者平和会議)国際委員会とユニセフが共催してシンポジウムを行い、共同声明を発表します。WCRPからウイリアム・ベンドレイ事務総長が、ユニセフからはキャロル・ベラミー事務局長が参加するほか、諸宗教指導者、国連機関高官、NGO代表らが集まります。
これに本会から酒井参務らが出席。諸宗教者による発表の中で、立正佼成会の子供たちが行っているユニセフ募金、ゆめポッケなどの平和活動を紹介します。
また、この日の夕方、シンポジウム出席メンバーらによって「多宗教者による夕刻の礼拝」が行われます。席上、コフィ・アナン国連事務総長があいさつする予定です。
【子ども会議】
特別総会会期中の9、10の両日、世界20カ国の12歳から18歳までの子供たち46人が、主会場の立正佼成会ニューヨーク教会、チャーチセンターに参集。『われわれの未来のために』をテーマに、世界平和実現のため何ができるかを話し合います。
本会から12人の子供が参加するほか妙智會教団、フォコラーレ運動など仏教、キリスト教など5宗教の子供たちがグループになり、国境と宗教の違いを越えてミーティングと発表を行います。
2000年に千葉で行われた「子ども未来会議」(妙智會教団「ありがとう基金」主催)を受けて行われるもので、会議で採択された子供たちの願いは各国政府代表者に伝えられます。
【子どものための宗教者ネットワーク会議】
妙智會教団「ありがとう基金」によって設立された「子どものための宗教者ネットワーク(GNRC)」の世界会議で、国連の会議とは別に開かれるもの。約30カ国から約100人が集まり、11日から14日までメリノール本部で行われます。本会からは酒井参務が全体会議の共同議長として、また、国富青年本部長が虐待や暴力をテーマとした分科会議長として参加するほか6人がメンバーとして加わります。

(2002.01.17記載)