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2002年04月08日 全国で「花まつりをもっと身近にキャンペーン」展開

立正佼成会の進める「花まつりをもっと身近にキャンペーン」が、今年で5年目を迎えました。お釈迦さまの誕生日である降誕会(4月8日)を翌日に控えた日曜日の7日、全国各教会は地域に向けてさまざまな催しを展開。会場となった各施設や駅頭には、多くの市民が訪れました。

7日、全国各教会では日曜日を利用してさまざまな行事が実施されました。地域に向けたイベントの開催や講演会、広報活動......。行事には、花まつりをより身近に感じられるための工夫が随所に見られました。
厚木教会は厚木中央公園内を会場に「花まつりフェスティバル」を実施。公園内に花御堂を設置し、甘茶と飴のセットや教会で作製したパンフレットを市民に配布しました。また会場には模擬店や特設舞台が設けられ、同教会壮年部員のコーラスグループ「メンズアンサンブル」の合唱、青年婦人部員による「おっかさん太鼓」の演奏が行われました。地域のグループによるハーモニカ演奏も披露され、会場に集まった会員や市民1300人が同イベントを楽しみました。
若狭教会では、いのちの尊さを地域社会に訴えていこうと、村上利夫小浜市長宛てに「花まつりにおける平和へのメッセージ」と題した文章を作成。稚児の衣装を着た少年部員、付き添いの会員ら130人が小浜市役所を訪れました。玄関前では、一行を代表して青年部長が同文を読み上げ、芝田敏捷助役に手渡しました。
高松教会は教会道場で降誕会式典を行い、その中でパーフェクト・リバティー教団香川県指導部長の松本卓師を迎え講演会を開催しました。『現代社会における宗教者の役割』をテーマに松本師は、「宗教者は自らよいことを積み重ね、そのよいことを信念を持って人に伝えていく。それが布教です」と述べました。
より多くの人々に花まつりの意義を知ってもらおうと、事前に地域への広報活動を行った教会もありました。福島県下9教会は、地域の放送局と協力してキャンペーンを展開。4日夜、ラジオ局「ふくしまFM」から「花まつりスペシャルプレゼンツ~自分を探す旅」と題した番組を放送しました。55分間の番組内では、教会から要望を受けた芥川賞作家の玄侑宗久氏、臨床心理士の金盛浦子さん、Infixボーカルの長友仍世さんらが電話出演し、花まつりに関する話題を紹介。その中で玄侑氏は、「お釈迦さまがお生まれになったとき"天上天下唯我独尊"とつぶやいたと伝えられています。これは私という者の中に他と比較できない、あらゆる可能性がつまっているということです」と、リスナーに向けてメッセージを送りました。滋賀教会は先月末から、釈尊降誕の場面を描いた子供たちの絵を、教会道場のフェンスや付近のバス待合所に貼り出しました。花まつり行事を市民にアピールすると共に、絵画を通して子供たちに釈尊降誕の意義を学んでもらおうと企画。A3版の画用紙に子供たちが描いた思い思いの釈尊像は、道行く市民の目を引いていました。

(2002.04.11記載)