2002年04月24日
一食平和基金からイスラエル・パレスチナに緊急支援
医薬品を運ぶJVCスタッフ(JVC提供)
立正佼成会一食平和基金運営委員会(委員長=松原通雄外務部長)は、緊迫した情勢が続いているイスラエル・パレスチナの衝突下で緊急医療支援をスタートした「日本国際ボランティアセンター(JVC)」に「臨時助成」として300万円の支援を決定しました。
コンボイで食糧を運ぶ。しかし、検問で2,3時間待たされる。時には入れないこともある(JVC提供)
JVCの報告によると、3月末から激化したイスラエル軍の大規模な軍事侵攻により、パレスチナ自治区が相次いで封鎖。人々の移動は極端に制限され、戦闘による負傷者の病院への搬送も困難を極めています。国の医療機関、支援団体も入国できない状況にあり、重傷を負った一般市民をはじめ、病人が治療を受けられず、いのちを落としています。現在、イスラエル軍は徐々に撤退しつつあるものの、事態終結に向けての見通しは立っていません。
JVCはこうした状況を踏まえ、イスラエル、パレスチナ双方のNGO(非政府機関)と協力し、緊急医療支援を開始。同基金では、医薬品や医療器具、患者搬送のための諸経費として同団体への支援を決定しました。
(2002.04.24記載)
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