庭野日鑛会長は8月19日、山梨県南巨摩郡身延町にある波木井山円実寺(岩田日見住職)の「第七百二十回波木井山川施餓鬼法要」に参列し、午前の部、午後の部でそれぞれ代表焼香し、法話を述べました。台風の影響を受け雨天の中で行われた法要には、山野井克典理事長はじめとする教団役職者、教区長、教会長、41教会から延べ約1100人の会員らも参列しました。庭野会長が同法要に参列するのは1984年以来18年ぶりのことです。
19日、波木井山円実寺で執り行われた「第七百二十回波木井山川施餓鬼法要」は、午前の部(21教会から548人が参加)、午後の部(20教会から587人が参加)の2回に分けて行われました。
円実寺は、鎌倉時代、波木井城の城主・波木井公(南部六郎実長公)が日蓮聖人に寄進した由緒ある寺。また川施餓鬼法要は、1281年(弘安4年)、波木井山の近くを流れる富士川の氾濫によって多くの犠牲者が出た際、波木井公が日蓮聖人に誓願し、法要を営んだことに由来しています。本会は、1940年代後半、庭野日敬開祖と長沼妙佼脇祖が七面山参拝の際に立ち寄り、同寺の再興を申し出て以来、教会単位でも友好関係を継続。庭野開祖は、生前、同寺の川施餓鬼法要に毎年のように参列し、法話を述べていました。
当日の法要では、午前、午後の部とも、読経、庭野会長はじめ参列者代表の焼香、岩田住職のあいさつに次ぎ、庭野会長が法話を述べました。その中で庭野会長は、庭野開祖が同法要に毎年参列していたことなど、本会と波木井山の縁に触れたあと、特に母親の役割の大きさを強調。「子供を直接に育てる母親が仏さまの教えの縁に巡り合えているかいないかは、子供の一生を大きく左右します。歴史のある波木井山の法要に参列させて頂いたことを縁とし、この教えを子供、孫にずっと伝えていく精進をお誓いさせて頂きたいものです」と述べました。
(2002.08.21記載)
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