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2002年10月05日 「お会式・一乗祭」開催

平成14年次の「お会式・一乗祭」が5、6の両日、大聖堂周辺で開催され、在京教会はじめ全国の教会から会員約7500人が参加しました。特に今年は一乗万灯行進への参加教会も大幅に増え、地域性、独自性を生かしたバラエティーに富む行進内容になったほか、広く市民が参加できる催しも数多く企画され、約5万7000人が「お会式・一乗祭」に詰めかけました。

「お会式・一乗祭」は、法華経弘法に生涯を捧げた日蓮聖人の遺徳を偲ぶとともに、庭野日敬開祖を追慕讃歎し、一人ひとりが法華経広宣流布の誓いを新たにすることを目的としています。
今年新たな試みとして、「お会式・一乗祭」の開会式となる「祈りの夕べ」が、5日午後5時から普門館大ホールで行われ、全国から約5000人の会員が参加しました。
「祈りの夕べ」では、庭野開祖の平和に向けた取り組みなどをまとめたビデオ『歩もう、平和への道』が上映されたあと、『夢』『希望』『願い』のテーマに沿い、「いのちのメッセージ」が劇形式で披露されました。また、医師で登山家の今井通子氏が『いのちの尊さ』をテーマに講演、鹿沼教会「下野八汐太鼓」のメンバーがオリジナル曲『二荒霊峰』を奉納演奏しました。
あいさつに立った庭野会長は、「お祭り」には神仏との「間」を「つり寄せる」という意味合いがあると指摘しながら、「『お会式・一乗祭』を通して、開祖さまとの間をつり寄せ、開祖さまの精神を自分のものとし、今後の精進をお誓いさせて頂きましょう」と述べました。
6日に行われた一乗万灯行進には、在京の教会に加え、13教区から29教会が、単独または在京の教会と合同でそれぞれ地域色豊かな行進を繰り広げました。中でも、弘前教会が「ねぷた」を、高知教会は「よさこい」を勇壮に披露し、行進に彩りを添えました。
行進の最後には、庭野会長が本部班を先導する形で、大聖堂正面玄関入口から閉会式・追い込みが行われる法輪閣駐車場まで行進し、会員の盛んな拍手に包まれました。閉会式・追い込みで「お言葉」を述べた庭野会長は、「皆さんが異体同心でパワフルな行進をする姿にエネルギーを頂きました」と参加者の意気込みを称賛しました。
一方、今年の新たな試みとして、広く市民が楽しめる催しが大聖堂東駐車場で行われました。全国各教会包括内の名産品、特産品を会員が販売する「一乗物産展」には、35教会から約100品目が出展され、多くの人々で賑わいました。また、本会と協力関係にあるNGO(非政府機関)によるバザー、親子で楽しめる「ちびっこワンダーランド」、人気ヒーローショーなども開かれ、年齢を問わず、催しを楽しみました。行進が始まる前には庭野会長も同会場を訪れ、各ブースを回りながら会員らと触れ合いました。
一乗宝塔への万灯奉納・荘厳も今年から始まりました。全国の教会を代表して土浦教会の万灯が一乗宝塔脇に奉納され、同教会壮年部員28人が、5日午後4時から6日午後4時まで交代で「開祖さま常住此説法のご座処」一乗宝塔と万灯を「お守り」しました。
このほか、「お会式・一乗祭」に関する写真コンテスト(募集要項別掲)、セレニティホールでの在日外国人を対象にした英語による通読供養、一般観覧者用桟敷席の設置など、参加者のニーズに合わせた工夫も加えられました。
お会式・一乗万灯行進の模様は、インターネットの本会ホームページを通じてライブ中継されました。

(2002.10.09記載)