「大寒」を迎えた1月20日、寒中読誦修行(寒修行)が大聖堂はじめ全国各教会で始まりました。2月3日の「節分」までの15日間、多くの会員が参加します。
大聖堂では期間中、東京教区23教会から約1万6000人が3組に分かれて読誦修行に取り組みます。初日にあたる1月20日、東京地方の気温は4・3度(午前6時)。平年よりやや暖かな大寒の入りとなりましたが、会員たちは厚手の防寒着に身を包み、白い息を吐きながら大聖堂に足を運んでいました。
19日から始まった越谷教会は、午前5時と10時の2回に分けて実施。午前5時の読誦修行では、学生部員と青年男女部員が導師、脇導師を務めています。前橋教会でも、少年部員や学生部員がその日読誦する品の概説を読み上げ、青年男女部員が導師、脇導師を担当。松山教会では受験生も多数参加し、合格祈願を行いました。また、高崎教会藤岡支部は包括地域にある天台宗浄法寺を会場に実施。読誦修行後、坐禅にも臨んでいます。
この時期、大雪に見舞われることの多い山形教会最上法座所には27人が参集。参加者の中には法座所に前泊する人もいるといいます。初めて寒修行に参加した会員は、「早朝、雪の中を法座所まで足を運び、一心に読誦する姿に感激しました。私も家族の幸せを願い、一生懸命読誦させて頂きます」と話していました。
一方、海外でも読誦修行が行われます。ハワイ教会は1月27日から2月1日まで、午前5時(現地時間)から日本語と英語に分かれ、「早朝読誦修行」を開催。バンコク支部でも1月28日から2月3日まで「三部経読誦修行」を行います。また、台湾教会台北支部が1月8日から19日まで行ったほか、韓国立正佼成会ソウル支部で30日まで、プサン支部では29日までそれぞれ実施されます。
英語による仏教サービスなどを行っているIBC(国際仏教教会)も、20日から本会発祥の地・修養道場で英語の『法華三部経』による寒修行を行っています。
(2003.01.24記載)
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