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2003年04月05日 カトリック・イエズス会の山田神父が東ティモール復興支援活動の報告会

WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会開発・環境委員会の内部学習会が4月5日、普門館で開催されました。同学習会では、独立後間もない東ティモールの復興支援活動に取り組むカトリック・イエズス会の山田經三神父(上智大学名誉教授、WCRP日本委平和研究所所員)が、『東ティモール赴任1年の体験から平和に向かって』と題して活動報告を行いました。

山田神父は、2001年3月、東ティモール国連暫定政府内閣社会省上級顧問に就任し、憲法起草に関する助言を行うなど同国の独立に貢献しました。昨年4月、宣教師として同国に移住後は、司牧活動の傍ら、現地の人々とともに復興活動に取り組んでいます。
報告会で山田神父は、インドネシア軍が行った破壊行為により国土が荒廃し、現在もなかなか復興が進まない状況を説明した上で、現地の人々とともに動物飼育やトイレ造りを進めている『共同体開発プロジェクト』を紹介し、「こうした草の根のプロジェクトを広げていくことが経済活動につながり、国の復興にも大きく寄与すると考えます」と述べました。

(2003.04.11記載)