News Archive

2003年07月07日 長年にわたり佼成雅楽会を指導 芝祐靖氏が山野井理事長と懇談

長年、講師として佼成雅楽会の指導に携わってきた芝祐靖(しば すけやす)氏が7月7日、山野井克典理事長と事務庁舎で懇談しました。

芝氏は、古来から雅楽を司る「伶人」(れいじん)の家系に育ち、幼少から雅楽を修学。約30年間にわたり宮内庁楽部の楽師として皇室行事の演奏を担当したほか、古典曲の復刻にも力を尽くしてきました。現在は雅楽演奏団体「伶楽舎」音楽監督、NHK邦楽技能者育成会講師など幅広い分野で活躍しています。2003年6月には、これまでの功績が評価され、日本芸術院から「日本芸術院賞」「恩賜賞」が贈られました。
懇談の中で、芝氏は雅楽の歴史と芸術性に触れ、「若い世代の人々に、伝統的な音のすばらしさを伝えていきたい」と語りました。山野井理事長は、「日本芸術院賞」「恩賜賞」受賞に祝意を伝えたあと、佼成雅楽会の演奏活動などに触れながら「日本の伝統を次代に残すための貴重な取り組みとして、また宗教協力の一環として、今後もご指導をお願いします」と応えました。

(2003.07.15記載)