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2003年08月21日 WCRP青年部会主催の日韓青年交流会、サマーキャンプが開催される

WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会青年部会とKCRP(韓国宗教人平和会議)の共催による「日韓青年交流会2003」が、8月21日から24日まで開催され、両国合わせて10教団から47人の宗教青年が参加しました。一方、22日から24日まで同青年部会主催による「サマーキャンプ2003」が行われ、加盟13教団から72人が参加しました。両プログラムとも本会諸施設を主会場に実施され、23、24の両日には合同プログラムが組まれました。

<日韓青年交流会>
同交流会は、両国の宗教青年が宗教精神を基盤に真の信頼を築き、世界平和に向けそれぞれの役割を確認することが目的です。1990年から数年に1度開催されており、今回で7回を数えます。21、22の両日、日本と韓国の参加者がペアになり、本会はじめ4教団の17家庭でホームステイを体験し、交流を深めました。24日に行われたフリーディスカッションでは、参加者から「国籍、言葉、文化、宗教などの違いを『美しさ』ととらえることで、互いに共感し、絆を深めることができる」「相手に対する誤解や偏見をなくすためにも、こうした交流を継続し、互いに理解を深め合うことが大切」といった意見が出されました。同交流会は、次回から中国を含めた3カ国で実施される予定です。
<サマーキャンプ>
同キャンプは、加盟団体の青年を対象に、宗教精神を基にした平和学習や対話を通じて、宗教協力の基盤を拡張することを目的に毎年行われています。8回目となる今回のテーマは、『和来(わら)ってみる!?』。テーマには、「笑う」ことによって「和やかな世界が来る」という意味が込められています。22日には、青梅練成道場でバーベキューやキャンプファイヤーが行われ、参加者たちは親交を深めました。また、代表者による教団紹介が行われました。参加者の一人(20)は、「一人ひとりの笑顔や優しさが世界平和につながると思います」と感想を語りました。
<合同プログラム>
23日、「日韓青年交流会」と「サマーキャンプ」の参加者は、東京・台東区の隅田川沿いでホームレスの人々に対するボランティアを実施しました。隅田川沿いには、白髭橋から東武鉄道橋梁付近まで約2キロの地域にホームレスの人々が仮住まいをするテントが並んでいます。参加者は、それらのテントを一つひとつ訪ね、参加者自らが作った約1000個のおにぎりをホームレスの人々に手渡したほか、付近の清掃活動を行いました。24日には、法輪閣大ホールで、三宅道人・同青年部会幹事長、キム・テソン・KCRP事務次長がそれぞれ『アジア青年の役割』をテーマに講演し、世界平和に向け、それぞれの立場での実践を参加者に促しました。

(2003.09.05記載)