2003年10月28日
中国佛教協会の一行が来会
中国佛教協会の僧侶、信徒など87人が4日、来会しました。10月28、29の両日、京都で開催された「日本中国韓国仏教友好交流会議」に参加後、大乗仏教教団視察のため、本会を訪れ施設見学などを行いました。
一行を代表して明生副会長、キョ俊忠副秘書長が、事務庁舎特別応接室で山野井克典理事長と懇談しました。松原通雄外務部長が同席しました。明生法師は、懇談の中で、本会が在家仏教教団として仏教を大衆に広め、社会活動を積極的に推進している功績をたたえた上で、「皆さんのご努力は中国の仏教徒にとって大変勉強になります」と述べました。また、趙樸初・前中国佛教協会会長と庭野開祖との友情が日中両国の交流に大きく貢献した点に触れ、「平和に向けた両師の精神を継承し、今後も日中友好に尽力したい」と語りました。これに対し山野井理事長は、昭和62年、両師が山田惠諦・元天台座主とともに長野県穂高町の山荘で鼎談した際、趙師が「私たちは、かつて霊鷲山で釈尊の説法を一緒に聴聞した仲ではないでしょうか」と語ったことを述懐しながら、趙師と庭野開祖の法縁の深さを強調し、今後も両国仏教の発展に向けて交流をさらに深めていくことを約束しました。なお、懇談に先立ち、一行は一乗宝塔前で読経供養を行い、庭野開祖の遺徳を偲びました。
(2003.11.14記載)
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