庭野日敬開祖の生誕から97年にあたる11月15日、「開祖さま生誕会」式典が大聖堂はじめ全国各教会で執り行われました。11月15日は、庭野開祖の生誕の日であり、久遠実成大恩教主釈迦牟尼世尊が本会のご本尊として勧請された日。また、12年前には庭野開祖から庭野日鑛会長への「法燈継承式」が行われました。庭野会長は「啓白文」並びに法話の中で、「11月15日」が本会にとって深い意義を持つことをあらためて述べ、庭野開祖が示した一乗真実の道を歩むことの大切さを会員に示しました。大聖堂には、全国からの団参参加者ら4800人が参集。式典の模様は、全国各教会に衛星中継されました。
式典は、東京佼成ウインドオーケストラによる『ふるさと』の演奏で幕を開けました。会員綱領唱和、会歌斉唱に続き、庭野開祖の卆寿を記念して作られた『みこころに生きる』の調べに乗せ、各教区代表の青年女子部員20人による「奉献の儀」が行われました。次いで、庭野光祥次代会長を導師に読経供養。光祥次代会長は、報恩謝徳の誠を捧げ、さらなる布教伝道、菩薩行実践の誓いを新たにする庭野会長の「啓白文」を奏上しました。
本会創立から大聖堂建立までの庭野開祖の足跡を振り返るVTR『み教えを信じきって』の上映、参加者全員による庭野開祖讃歎歌『心ひとつに』の合唱のあと、会員代表者が体験説法を行いました。
このあと、庭野会長が登壇。11月15日は、庭野開祖の生誕の日であり、本会に「久遠実成大恩教主釈迦牟尼世尊」が本尊として勧請された日、さらに12年前には「法燈継承式」が行われたという三重の記念日であることを説明し、「この記念すべき日に、私たちが目指さなければならないことは、しっかりとした信仰を持ち、釈尊が悟られた永遠の真理を認識すること」と強調しました。
その上で、「認識」の意味について、「真理を『認識する』とは、気づく、目覚める、自覚することです。釈尊がお悟りを開かれたことを『正覚』と言い、それは、釈尊が真理を自覚したということであります。気づきを大したことではないと言う人もおられますが、気づくことは目覚めであり、自覚することです。気づきは、悟りにもつながる意味から、大切にしていかなければなりません」と語りました。
さらに、3年後の庭野開祖生誕百年に合わせ、現在、進められている大聖堂の免震とリニューアル工事に言及。「工事によって、大聖堂は一新されます。私たちも今日の生誕会を契機に、新たな気持ちでご法の精進をさせて頂きたい」と述べました。
なお、式典終了後、法輪閣大ホールで、庭野会長をはじめ教団退任役職者、庭野家親族など約280人が参加し、「祝賀会」が催されました。
(2003.11.21記載)
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