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2004年04月01日 「アフリカへ毛布をおくる運動」スタート

「アフリカへ毛布をおくる運動」(主催・同運動推進委員会)が4月1日、全国各地で一斉に始まりました。20周年を迎える今年のキャンペーン期間は、例年より1カ月早くスタート。本会各教会でもすでに戸別訪問を通したPR活動などが行われています。5月31日までの2カ月間、全国各地で活発な啓発、収集活動が展開されます。

「アフリカへ毛布をおくる運動」は1984年、大干ばつに見舞われたアフリカへの緊急支援として始まりました。この年、外務省の呼びかけで官民合同による「アフリカへ毛布を送る会」(森繁久弥会長)が結成。本会も参画し、会員を挙げて毛布収集に取り組みました。171万1500枚を収集し、翌85年に同組織は解散。毛布のニーズがまだまだ高いことから、本会をはじめとする若干のNGO(非政府機関)が引き続き地道な活動を続けてきました。
本会会員は、毎年、戸別訪問での呼びかけをはじめ、宣伝カーや地元のテレビ、ラジオ、広報紙でのPR活動を展開。市民だけでなく、企業や学校、商店街の協力も得られるようになりました。20年間に合計で324万8549枚がアフリカ各地におくられています。また、近年はアフリカだけでなく、紛争や空爆の被害に対する緊急支援として、アフガニスタン、パキスタンなどの難民・国内避難民に対して毛布が届けられました。
ここ数年は「毛布輸送協力金」への理解も深まり、協力金のみの支援も増えました。また、本会各教会では、輸送協力金のためのバザーや教会内での募金活動が行われています。
20周年にあたり、松原通雄・立正佼成会外務部長は「一人ひとりが思いやり、優しさを持って、同じ地球に生きる人々に一枚の毛布を提供する。また、市民の方に呼びかける際には、この運動の縁をを通して豊かな心を育んで頂きたいと願う。節目にあたり、さらに毛布のぬくもりと心のぬくもりが通い合うあたたかい運動を展開してまいりたい」と語っています。
同運動推進委員会事務局では、20周年の記念プログラムとして、エチオピアでの協力団体「ティグレ救援協会(REST)」のスタッフを日本に招き、推進委員会の構成団体訪問や、本会広島教会での会員との交流などを計画中です。

(2004.04.02記載)