2006年に京都で開かれるWCRP8(第8回世界宗教者平和会議)のテーマ、プログラム概要などを決めるため、WCRP国際委員会は7月20、21の両日、同執行委員会と「世界大会準備委員会」を本会京都教会で行います。また、翌22日には、『イラクにおける平和構築』をテーマにシンポジウムを開催。イラク諸宗教評議会メンバーと日本、世界の宗教者が、宗教協力の重要性などについて話し合う予定です。2つの委員会、シンポジウムには、ヨルダン王子のハッサン・ビン・タラールWCRP国際委員会実務議長、同委会長で執行委員の庭野日鑛会長など国内外の宗教指導者が参加します。
米国同時多発テロ事件(2001年)を機に、アフガニスタン攻撃、イラク戦争、テロによる報復と、暴力の連鎖が続いています。世界のこうした状況を受け、20日に行われる国際執行委員会では、平和の醸成に向け宗教者が積極的に役割を果たす観点から、大会テーマなどについて話し合われる見込みです。
また、同委員会席上、世界大会準備委員会のメンバーが任命され、これによって準備委員会が正式に発足。翌21日から、WCRP8のプログラム概要など具体的な審議がスタートします。
準備委員会メンバーは、ハッサン議長はじめ白柳誠一WCRP日本委理事長(カトリック枢機卿)、庭野会長ら計12人が選出される予定です。
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『イラクにおける平和構築』をテーマに開かれる討論会には、WCRPの支援を得て昨年8月に結成されたイラク諸宗教評議会のメンバーが参加します。イスラーム・シーア派、同スンニ派の最高指導者級幹部のほか、イラクのキリスト教聖職者、クルド人地域の代表者も出席する予定です。
討論会は、WCRP国際執行委員会、日本委員会常務理事らとイラクの諸宗教者が、宗教協力の重要性、宗教者の役割などについて話し合うもので、非公開プログラムと公開シンポジウムに分けて行われます。
公開シンポジウムでは、ハッサン議長をコーディネーターに、イラク、日本、国際執行委員会の代表がそれぞれ発題し、ディスカッションが展開されます。特に、イラクの宗教者らからは、諸宗教協力による国づくりや日本に対する期待などが表明される見通しです。イラク、日本、世界の宗教者が平和実現へのシナリオをどう構築するか注目されます。
(2004.07.02記載)
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