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2004年07月31日 エチオピア植林ボランティア隊詳報

荒廃した大地に緑を再生させるため「植林ボランティア隊」の一行20人が7月19日から31日まで、エチオピア北部のティグレ州を訪れました。本会が植林ボランティア隊を派遣するのは今年で8回目。隊員たちは、現地NGO(非政府機関)「ティグレ救援協会(REST)」の受け入れのもと、村人と植林活動を行いました。

一行は7月21日、エチオピアの首都・アジスアベバからティグレ州の州都・メケレに移動し、REST本部を訪問しました。
翌22日、メケレから南西に約50キロ離れたサムレ・シャルティ村へ移動。同村サムレ地区にある苗床を見学後、RESTスタッフの案内で今年の植林場へ移り、村人とペアを組み植林作業にあたりました。
参加した村の女性は隊員に向かって次のように語りました。「私たちは自分の子供を育てる時と同様に、苗木を見守り、大切に育てていきます」。隊員の1人は、そうした村人の姿に「苗木を大切に扱い、育てている姿に胸を打たれました。大きく育ってほしいと祈りを込めて植林をさせて頂きました」と話しました。
23日、場所を同村ギジェト地区に移し、植林作業を展開。24、26日には再びサムレ、ギジェット両地区で植林活動を行いました。
隊員たちは村人と共同し、4日間の植林活動でアカシヤやユーカリなどの苗木約2600本を植えました。今後、現地では肥沃な農地づくりに向け、地域をあげて洪水時の土留め用の石垣作りなどの作業を続け、苗木を大切に育てていきます。

(2004.08.20記載)