3600人以上の死者、行方不明者を出した「米国同時多発テロ事件」から3年を迎えた9月11日、国内外の教会で「9・11」の犠牲者を追悼する催しが行われました。参加者は「9・11」と、その後も頻発するテロ事件の犠牲者に慰霊の誠を捧げ、世界平和を祈念しました。
米国の4教会(ハワイ、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨーク)は、サンフランシスコ教会シアトル支部道場で行われた「立正佼成会アメリカ協議会」(10~12日)の席上、「9・11慰霊法要」を実施。各教会長はじめ30人の会員で慰霊供養を営み、2分間の黙とうを捧げました。
ハワイ教会では、教会道場に20人が参集し、「9・11犠牲者慰霊供養」を行いました。また、ロサンゼルス教会ではこの日、家庭で行う朝夕の読経供養を「慰霊供養」と位置づけました。
一方、国内でも平和の祈りを捧げる催しが執り行われました。
中津教会が所属する二豊宗教者懇話会(キリスト教、神道、仏教で構成)は、同教会で「米国同時多発テロ犠牲者追悼と世界平和の祈り」を開催。本会会員ら100人が参集しました。伝統仏教、神社神道、本会中津教会、カトリックの宗教者がそれぞれの儀礼儀式に沿って祈りを捧げたあと、畠山友利・WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会事務次長が講演しました。
東京・池袋の東京芸術劇場では一昨年、昨年に引き続き、特定非営利活動法人「明るい社会づくり運動」の地域組織(杉並、中野、練馬、豊島、北、板橋、台東、文京、調布、国立、狛江、西多摩)主催によるアフガニスタンでの学校運営を目的とした「9・11 愛と希望のコンサート3」が開かれました。
会場の外でも、「明るい社会づくりの会・西北ブロック学生委員会」が、「9・11平和のともしび」を実施。募金活動やパネル展を行いました。東京教区西北ブロック6教会の大学生ら約50人も市民に協力を呼びかけました。午後6時からは、市民と共に追悼のキャンドルを並べました。また、米国同時多発テロ事件が起こった午後9時46分(日本時間)にはキャンドルを囲み、1分間の黙とうが捧げられました。
(2004.09.17記載)
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