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2004年11月10日 新潟県中越地震


地震発生から3週間余り。現在も大勢の人々が体育館やテントなどで避難生活を送っている。各教会では支部長を中心に手どりを展開している(3日、小千谷小学校体育館)

10月23日夕に発生した新潟県中越地震は、約3週間が経った今も余震や土石流への警戒が続き、11月8日現在、約1万8000人の市民が避難所やテント、車中での宿泊を余儀なくされています。本会では地震直後、本部と現地に災害(救援)対策本部を設置。救援物資の提供やボランティアの派遣などを実施。4、5の両日には、本部災害対策本部長を務める山野井克典理事長が被災地を訪ね、会員を激励しました。

川口町災害対策本部から避難所に指定された越後川口教会では、地震発生直後に約50人の地域住民が道場に避難。現在も、会員や地域住民などが身を寄せています。10月31日には学林本科生ら13人が同教会に到着。炊き出し作業や被災者宅の片付けなどに取り組んでいます。また、梶田貢司教会長、支部長らは体育館や小学校などに避難する会員を見舞い、被災状況の掌握に努めている。これまでに会員125世帯の家屋被害(6日現在・全壊29戸、半壊96戸)が明らかになりました。
一時期、地域住民など約300人が避難した十日町教会では10月31日の避難勧告解除に伴い、夜間に数世帯が寝泊りするだけの状況になりました。11月3日からは、会員の被害状況を確認するため、手どりを開始。柏崎、上越、長野、長野中央の各教会から応援に駆けつけた支部長や主任ら約20人と一緒に被災した会員宅を訪ねています。
会員宅では、庭野会長のメッセージと家族の被災状況や家屋の状態など8項目の質問からなるアンケート「訪問チェックシート」を配布。アンケート用紙はその場で回収し、今後のボランティア活動の資料として活用する予定です。
長岡教会では、避難所から自宅に戻る会員が増え始めました。支部長、主任らは現在、会員宅を訪ね、将来への不安や地震発生時の恐怖に耳を傾けています。また、今月30日まで教会道場で「復興祈願供養」を午前6時と午後7時に実施。避難所から祈願供養に駆けつけ、互いに近況を報告し合っています。

(2004.11.10記載)