「第26回世界連邦平和促進全国宗教者東京大会」(主催・世界連邦日本宗教委員会、日蓮宗)が3月9、10の両日、東京・大田区の池上本門寺で開催されました。本会から、庭野日鑛会長が日宗連(日本宗教連盟)理事長として出席し開会式で祝辞を述べたほか、山野井克典理事長が世界平和祈願万国万霊法要に参加しました。また篠崎友伸学林学長がパネルディスカッションのパネリストを務めました。
同大会は、世界連邦の実現を目指す国内の宗教者組織「世界連邦日本宗教委員会」などが、昭和44年以来、実施するものです。
9日、庭野会長は日宗連理事長として大会の開会式に出席し、来賓祝辞を述べました。庭野会長はこの中で、世界連邦という大いなる理想に向けて尽力する同委員会に深く敬意を表したあと、人間はみな生きとし生けるものすべてを救済するという「ただ一つの願い」を持って生まれてきたこと、すべてのものの真の幸福を願うことほど大きく、尊いことはほかにないことを強調しました。その上で、「私たちが『内なる平和の発信源』として世界に働きかけていくことが、宗教による平和促進の根本であると確信するものであります」と述べました。
開会式後に行われた世界平和祈願万国万霊法要では、山野井理事長が新宗教代表の1人として登壇し、法要に参列しました。読経供養のあと、各宗派代表が一人ずつ「祈りの言葉」を発表する中、山野井理事長は、「『世界の平和を乱す元凶は我なり』との内省、懺悔を根本とし、深い内省から生まれる和の精神、合掌礼拝の実践を決定し奉る」と「祈りの言葉」を読み上げ、言葉が書かれた色紙を本尊に奉納しました。
翌10日には、『世界平和への道筋』をテーマにパネルディスカッションが行われ、篠崎学長がパネリストとして出席しました。篠崎学長はこの中で、庭野日敬開祖の宗教協力活動の歩みに触れ、「庭野開祖は、宗教の本義は一つであり、万教同根という信念で宗教協力活動を推進していました」と述べました。その上で、「宗教者は平和への祈りを捧げ続け、国連や国際機関の強化に向けた努力を継続的に支援していくことが大事」と述べました。
(2005.03.18記載)
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