2005年06月11日
中央学術研究所主催「第14回講師研究会」
中央学術研究所主催「第14回講師研究会」が6月11、12の両日、静岡県熱海市内のホテルで開催されました。同研究所の講師、客員研究員、山野井克典理事長はじめ教団関係者ら107人が参加しました。
『創立者の精神を受け継ぐ』をテーマにした同研究会では、大隅和雄・東京女子大学名誉教授を議長に11日、歴史作家の加来耕三氏が基調講演を行いました。加来氏は、「歴史組織学」を独自に提唱する立場から、歴史を日常生活に活かすためには、「何事も立ち止まって物事を考えてほしい」と参加者に投げかけました。その上で、戦国武将の優れた功績などを例に、いくつかの点を指摘し「歴史的飛躍には、必ずそれを裏付ける背景がある。フィクションとノンフィクションを見極め、その人間の根本にある原理、原則の持ち方、戦略と戦術のあり方に関心を持ってほしい」と自論を交えながら、組織の発展において創立者の精神や原点を考えることが大事だと述べました。
翌12日には、4グループに分かれて討議が行われ、「開祖生誕100年」に向け、庭野日敬開祖の顕彰や研究の重要性、また庭野開祖の数々の足跡に基づき「創立者の精神」をどう位置づけるか、などについて、活発に議論されました。
(2005.06.17記載)
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