「第32回IARF(国際自由宗教連盟)世界大会」が来年3月26日から30日まで、台湾高雄市近郊にある国内最大の仏教僧院「佛光山」で開催されます。大会テーマは『多様性における尊厳』。大会には欧米、アジアなどから約400人の諸宗教代表が参加します。本会からは、山野井克典理事長はじめ教団役職者・職員、各教区代表者らが出席する予定になっています。大会では、全体会議や分科会、諸宗教の祈りなどが行われるほか、僧院での生活体験プログラム、文化プログラムが組まれています。
IARFは1900年、米国・ボストンで創設された世界で最も長い歴史を持つ国際宗教協力組織。現在は英国・オックスフォードに本部を置き、世界32カ国100以上の教団が加盟しています。また、国連経済社会理事会公認の総合協議資格を持つNGO(非政府機関)として、世界的な評価を受けています。
主な活動としては、3年ごと(2002年からは4年ごと)に世界大会を開催しているほか、迫害を受けている宗教団体や個人の支援、青年による諸宗教間対話・理解への取り組みを展開しています。
立正佼成会がIARFに加盟したのは1969年。その年に行われた第20回ボストン大会に初参加しました。81年に庭野日敬開祖が第25代会長に選出。84年には、アジアで初の世界大会が日本で開催され、本会諸施設が会場として使用されました。
台湾での大会は『多様性における尊厳』をテーマに開催されます。来年3月27日から会期中を通し、諸宗教の祈り、「宗教と家庭生活」「宗教と市民関与」「宗教と平和構築」の三つのセッションで構成される全体会議、本会の法座をモデルに設置されたサークルグループ、分科会などが実施されます。また、瞑想や勤行、写経を体験する「僧院での生活体験プログラム」も予定されています。
一方、27日夜には、IARFに多大な功績を残した庭野開祖、UUA(ユニテリアン・ユニバーサリスト協会)初代会長のデイナ・マクリーン・グリーリー博士、椿大神社先代宮司の山本行隆師、金光教泉尾教会初代教会長の三宅歳雄師らをたたえる記念式典が催されます。
大会に先立ち、青年リーダー会議、IALRW(国際自由宗教婦人連盟)の大会が行われます。
(2005.09.30記載)
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