10月23日にスタートした「世界平和祈りの週間」が30日に終了しました。世界の宗教者が時を同じくして平和への祈りを捧げる同プログラムに本会が参加して19年。今年も本部をはじめ、各教会、各家庭で連日『世界平和祈りの言葉』を唱和し、平和に向けた具体的実践を確認し合いました。また、全国では地域の諸宗教者と合同による集いが各地で活発に展開され、宗教宗派を超えた祈りが捧げられました。
本会発祥の地・修養道場をはじめ全国各教会では朝9時のご供養前に、「世界平和祈りの週間」の意義と目的を確認し、日ごとのテーマに基づいた『世界平和祈りの言葉』を読み上げました。地域の諸宗教者と合同による祈りの集いは今年も教会、支部レベルで活発に展開されました。
館山教会館山支部は26日、市内真言宗総持寺での「祈りの集い」に15人が参加しました。全員で「祈りの言葉」を唱和したあと、寺田信秀住職を導師に「般若心経」を読誦。続いて寺田住職が法話に立ち、イラク戦争など、世界の情勢に触れながら「何か一つでもいいから身近な人をほっとさせる触れ合いをしましょう。相手を思いやり、寄り添うことが世界平和につながるのです」と語りました。
広島教会は28日、同市内中区にある世界平和記念聖堂広島カトリック幟町教会で祈りの集いに参加しました。同カトリック教会は先の大戦で被爆後、原爆犠牲者への追悼と慰霊の心を込め、再建されました。実施された集いには、同教会中支部の会員20人が参加し、「聖フランシスコの祈り」「祈りの言葉」を唱和。このあとギルベルト・バンガンスベルゲ神父が言葉を述べました。また29日、静岡県三島市内の玉沢本山妙法華寺での祈りの集いに三島教会中央支部の会員ら40人が参加。読経供養、「祈りの言葉」の唱和に続いて小池政臣貫首が法話を述べ、庭野開祖が同寺を訪れた際のエピソードや菩薩行実践の大切さを語りました。
『世界平和祈りの週間」を地域に向けて広報した教会もあります。徳山教会は、同週間を前に、「祈りの言葉」を小冊子にまとめました。200部を作製し、各支部ごとに包括区域内の寺社、キリスト教会を訪ね、同週間の趣旨を伝えながら配布したほか、有識者や市民にも手渡しました。
また、下関教会の働きかけにより、地元のラジオ局『カモンFM』で連日、同週間の「意義と目的」「祈りの言葉」が放送されました。
一方、英国・ロンドンでは23日、同週間実行委員会(WPWP)が中国臨済宗佛光寺で祈りの集いを開催。キリスト教、ヒンズー教、イスラーム、ユダヤ教、ゾロアスター教、仏教など約300人が参加しました。これに、廣田委子・本会オックスフォード代表とジョン・ギスビー・同理事が出席し、ギスビー氏が仏教代表として祈りを捧げました。
(2005.11.04記載)
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