WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会の「第89回理事会・第86回評議員会」が1月30日、法輪閣第1会議室で開催され、理事、評議員合わせて55人(委任状提出者含む)が参加しました。本会からWCRP日本委員会理事長の庭野日鑛会長、同評議員の山野井克典理事長、山田匡男参務、泉田佳子元参務が出席しました。席上、今年8月に京都で開催されるWCRPVIII(第8回世界宗教者平和会議)に向け、WCRP国際委員会のウイリアム・ベンドレイ事務総長が大会の意義を再確認したほか、大会の準備状況などが報告されました。
冒頭、庭野会長があいさつに立ち、「いよいよ世界大会の年を迎えました。理事、評議員の先生方にはこれから益々ご支援、ご協力を頂いて、万全の態勢を整えてまいりたいと思います」と抱負を述べました。
審議事項として、平成18年度事業方針ならびに事業計画案、同予算案が審議、承認されました。委員会人事では、理事に今出川行雲・天台宗延暦寺執行、評議員に大野玄妙・法隆寺管長、中村陽・伏見稲荷大社宮司がそれぞれ新たに選出されました。
続いて、WCRP国際委員会のウィリアム・ベンドレイ事務総長があいさつ。今回の世界大会の意義について、前回大会以来、WCRP国内組織としてのIRC(諸宗教評議会)の数が倍増しており、新たなメンバーが初めて集う場となる点を強調しました。また、比較的治安が良く、宗教協力の成熟度が高い日本での開催は、紛争地域をはじめ世界の宗教者が集い、意見交換する上で意義深いと指摘。「実りある大会とするため、受け入れ側が心を一つにして進んでまいりましょう」と述べました。
このほか、世界大会に向けて、1月に東京で「WCRP日本青年事前会議」が開催されたことや、昨年12月に立ち上げられた世界大会受入事務局を中心に準備が進められている状況などが伝えられました。
閉会後、法輪閣大ホールで「新春の集い」が行われ、WCRP日本委の役員や賛助会員、報道関係者など270人が参加しました。
(2006.02.10記載)
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