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2006年02月04日 「全国教育者研究大会」開催される

『今、日本の教育に求められているもの~釈尊に学ぶ教師道~』をテーマに教育者教育研究所(河村蓉洞所長)主催の「全国教育者研究大会」が2月4、5の両日、法輪閣で行われました。全国から現職教師など約500人が参加しました。

大会の冒頭、河村所長が教育者教育研究所の「平成18年 年次方針」を発表。同研究所を設立した庭野日敬開祖の願いを強調し、仏法をもとに教育に取り組んでいく大切さを語り、今年新たに「教育者のための仏教講座」や「全国教育者学習会」(全国5会場)、教育相談のホームページの開設などに取り組むことを発表しました。
この後、大阪府と埼玉県の公立学校教諭2人が実践発表。続いて、『私立学校と宗教教育~志高い子供を育てるために~』と題し、学校法人清風学園専務理事・副校長の平岡宏一氏が講演を行いました。平岡氏は、多くの人の喜びが自分の喜びにもなる「福の神」の生き方ができる人材育成のため、仏教精神に深く根ざして生徒と関わっている同校の取り組みを紹介。毎日の職員会議で情報の共有化を徹底し、事故やトラブルが発生した際には教員が迅速に対応しているなどの事例を挙げ、そうした実践によって、生徒や保護者との信頼関係が深まることを説明しました。
2日目には、学校法人佼成学園理事長の酒井教雄・本会参務が『開祖さまと法華経』をテーマに講演しました。酒井氏は幼少期の庭野開祖と祖父、両親や恩師との触れ合いなどを庭野開祖の自伝を引用しながら紹介。知情意のバランスの取れた人間の育成に、教育現場での「礼儀」「親切」が大きく影響することを強調しました。
大会では、参加者同士の「グループ討議」も行われ、現場で直面している問題や事例を分かち合い、法華経を実践に生かす方途などについて活発に意見が交換されました。

(2006.02.10記載)