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2006年02月17日 「開祖生誕100年」各教会がさまざまな取り組みを展開

「開祖生誕100年」の年を迎え、この大きな節目を、何より庭野日敬開祖が一番喜ぶ形で迎えられるよう、全国各教会では「開祖さまの顕彰」と会員一人ひとりの「信仰新生」を眼目に、主体的・創造的な取り組みが活発に展開されています。こうした動きは昨年から徐々に展開され、これまでの課題を踏まえた上での新たな取り組みや布教伝道のさらなる充実などが盛り込まれています。庭野開祖の生誕を祝うと同時に、庭野開祖の願いをわが願いとして精進し、一人ひとりの「一乗 おおらかに 夢 堂々。」が実現できる機会になるよう位置づけられています。

全国各教会では、昨年「開祖生誕100年記念布教伝道計画」を策定し、開祖生誕100年推進本部の確認を得て、準備、実施段階へと移しています。また、その後も、教会内の各部や委員会などが中心となり、さまざまな取り組みを計画中です。特に今年、庭野日敬開祖の足跡をはじめ、仏教や法華経を学ぶための学習会が多くの教会で実施されます。
小樽教会は、年3回の特別学習会を通して庭野開祖の教えや平和観を学ぶ。庭野欽司郎顧問による「開祖さまに学ぶ会」や憲法学習会が予定されています。大船教会は、2月12日から『釈尊のいぶき』を教材に、月1回の「青年部仏教研修」をスタートさせました。また、同教会では「支部壮年部長研修」はじめ、講師が支部や地区の要請を受け会員宅に出向いて研修を行う「支部仏教セミナー」、壮年部対象の「デリバリー研修」などを展開します。諫早教会では全会員を対象に、根本仏教と法華経の研修を行う予定です。今年8月にWCRPVIII(第8回宗教者平和会議)が開催されることから、WCRPに関連した学習会なども各地で活発に展開されます。
また大会や集いが教区、教会、支部単位で実施されます。金沢教会は、全会員を対象とした「法の親子結集大会」を9月に予定しています。導きの親と子が、あらためて庭野開祖との結縁をかみしめ、弟子としての自覚を新たにします。
近畿教区は5月に青年による「近畿宗教青年フォーラム」を開催します。宗教協力に対する庭野開祖の願いをかみしめた上で、他教団の青年と宗教青年の社会的役割についてディスカッションを行います。
支部主催による大会は、すでに今年に入ってから各地で開催されています。また多くの教会が庭野開祖の誕生月にあたる11月を中心に記念祭や感謝の集いなどを予定しており、今後、具体的なプログラムが検討されます。
庭野開祖の願いや本会の教えをさらに地域に広めようとPR活動を行う教会も増えつつあります。福島教会は、JR福島駅構内の一角に、『平和へのかけ橋』と題し、庭野開祖がローマ教皇ヨハネ・パウロ二世と握手を交わしている写真パネルを掲示。併せて、「開祖生誕100年」啓発用のポスターも張り出しています。
また調布教会は地元のFMラジオ局『調布FM』の協力で1月1日から『開祖随感』の一節を放送しています。併せて「開祖生誕100年」の告知も行っています。東北教区も宮城、山形両県のラジオ局の協力のもと1日に3回、PRを行っています。このほかインターネットを活用した広報活動などを計画している教会もあります。
さらに、多くの教会が「開祖生誕100年」を機にこれまでの布教課題を抽出し、新たな布教伝道を展開しています。
茨城教会は、よりきめ細かい布教を展開するため、先月から月2回の一斉布教を行っています。2月4日には未会員宅を訪問し、「佼成」や「ダーナ」を直接配布。また10日には、教会道場に参拝する機会の少ない会員宅を訪問した。武生教会では、毎日「お導き祈願供養」を行い、毎月4日の夜間ご命日の席上、導きや手どりを通した功徳や誓願を発します。大半の教会がこうした布教活動の強化や法座の充実を今年の重点項目に掲げています。
「開祖生誕100年」を会員未会員を問わず浸透させるため、教会道場の入り口や玄関に横断幕や看板を掲げてPRしている教会も多くあります。教会内に庭野開祖のパネル展や特設コーナーを設けて、意識づけを行うところもあります。
塩山教会では、法座席の一角に、庭野開祖の写真と会員が撮影した菅沼の風景の写真を展示しています。併せて庭野開祖の言葉100種類をカード状にして掲示。今後は、パソコンを設置して本会のホームページが見られるよう計画を進めています。
また、全国的な傾向として各家庭内での「三つの実践」を会員一人ひとりの目標に掲げている教会が目立ちます。イラスト入りの小冊子を作製して地域に広めるなどの動きも見られます。
このほか全国では、地域貢献を目的とした福祉活動や緑化作業、庭野開祖とつながりの深い外部識者の講演会など趣向を凝らした活動が行われます。また、庭野開祖への思いを綴った文集の作製、生誕地練成などが予定されています。

(2006.02.17記載)