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2006年02月18日 「第32回IARF世界大会」事前学習会が開催

3月26日から30日まで台湾高雄市の仏教僧院「佛光山」で「第32回IARF(国際自由宗教連盟)世界大会」が開催されます。欧米、アジアなどから宗教者ら約400人が参加。立正佼成会は山野井克典理事長を名誉団長に、使節団として86人を現地に派遣します。その事前学習会が2月18、19の両日、第一団参会館で行われました。

同大会では『多様性における尊厳』をテーマに、全体会議や本会の法座をモデルにした「サークルグループ」などが行われます。立正佼成会では、庭野日敬開祖の諸宗教対話・協力活動の意義を確認するとともに、民族の違いや宗教宗派を超えた草の根レベルの交流を図ることを目的として大会に参加します。
事前学習会の冒頭、使節団の団長を務める鈴木基予・神奈川教区長が大会の意義を踏まえてあいさつ。酒井教雄参務が『IARFと本会について』と題し研修を行いました。
酒井参務は、IARFと本会とのつながりを説明する上で、本会創立の精神や宗教協力に対する庭野開祖の願いを紹介。『私が立正佼成会を創立したのは、現実に人を救い、世を立て直そうという熱意の故でありました』という庭野開祖の法話の一節に触れ「いま、皆さんに熱意があるかどうか、それが一番大事なのです」と語りました。
また、自身と庭野開祖とのエピソードを紹介しながら、一つの宗教で人を幸せにするのではなく、宗教が協力して平和を築いていくことの大切さを強調、同大会に臨む心構えを語りました。
翌19日には、セレニティホールで「IARF日本連絡協議会関東地区学習会」が行われ、立正佼成会会員をはじめ、日本連絡協議会に加盟する宗教教団の代表者やIARF日本チャプターのメンバーなど約110人が参加。山梨県南巨摩郡にある佛光山本栖寺副住職の釈満潤師が『台湾の宗教事情と佛光山』をテーマに講演しました。満潤師は、台湾仏教が「人間仏教」を提唱し、仏法を日常に生かすことを強調していること、また、寺が住民の憩の場であることなどを語り、佛光山がそうした特色を生かした、開かれた僧院であることを紹介しました。

(2006.02.24記載)