『信仰新生は私から~「報恩感謝」「継承」「誓願」~』をテーマにした「開祖生誕100年記念参拝」の第1回が6月3、4の両日、大聖堂はじめ本部諸施設で行われました。全国40教会から会員約2800人が参加しました。庭野日鑛会長が「お言葉」を述べたほか、大聖堂や開祖記念館の見学、記念映画の観賞などさまざまなプログラムが行われました。記念参拝は全49回実施され、延べ17万人が本部に参拝します。
「開祖生誕100年記念参拝」は、「開祖生誕100年」の年に全国の会員が本部に集い、改修落慶した大聖堂への参拝などを通して、会員一人ひとりが師の求めたるところを求め、信仰新生をはかることを目的にしています。
4日、大聖堂でのプログラムでは、サヌカイトの幻想的な音色が流れる中、「御本尊との対話」と題し、参加者一人ひとりが自分の心を見つめたあと、橋本惠市理事導師のもと読経供養が行われました。
続いて庭野会長が登壇し「お言葉」を述べました。庭野会長は、仏さまに「参る」という言葉には偉大なるものに近づくという意味があると示し、武道で一本取られた相手に「参りました」と言うように、互いに敬意を表し、尊重し合う合掌の精神が大事であると説きました。また、釈尊が中心にしたのは法を自覚することであったとし、形式にとらわれ過ぎず、親孝行、先祖供養、菩薩行を基本に心田を耕し、法の尊さに気づく重要性を強調しました。その上で、「人間として生まれることは稀なことです。そのいのちに感謝する人は生きがいを持って人生を生きられると教えられていますから、この教えを多くの方々にお伝えすることが最も大事なことです」と述べました。
このあと参加者は、参拝者に記念として配られる冊子『おおらかに』を手に、記念映画『開祖さまの証』を観賞し、開祖記念館を見学したほか、選択プログラムとして、『開祖さまと私』をテーマにした本部次長による研修、教会役員経験者などが法座主を務める法座、大聖堂や本会発祥の地・修養道場の見学などに参加しました。
唱題修行に続き、最後にあいさつした伊藤雅由参拝部長は、大聖堂改修のポイントと意義を確認したあと、「記念参拝を通して開祖さまが何を求め、私たちに何を訴えかけてこられたのかをしっかりとつかませて頂くことが大事」と述べました。
行程中、大聖堂1階の庭園で湯茶サービスが行われたほか、大聖堂と本会発祥の地・修養道場の間をシャトルバスが運行しました。また、3日には前日プログラムとして、第二団参会館の宿泊者を対象に「大法座」「寺子屋講座」「開祖さまのお話」「健康相談」「お盛り物講習会」「よろず相談」などが行われました。
(2006.06.09記載)
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