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2006年06月10日 中央学術研究所が「第15回講師研究会」を開催

『宗教教団のトップリーダー論――危機の克服方法を通して』をテーマに中央学術研究所の「第15回講師研究会」が6月10、11の両日、静岡県熱海市内のホテルで行われました。同研究所の講師、客員研究員に加え、本会からは渡邉恭位・布教本部長はじめ教団役職者ら計200人が参加しました。

10日には、開催にあたって西山茂・東洋大学教授が『新宗教における教団危機の克服方法』と題して基調講演しました。
本会については、昭和31年に読売新聞が本会に対して批判的なキャンペーンを行った「読売事件」と、当時の教団の状況を取り上げました。その上で、庭野開祖が同新聞だけでなく、自身に否定的な幹部に対しても合掌礼拝し、危機を乗り超えた姿勢に触れ、「このことで教団は一つの殻を脱ぎ、次の段階に入る『脱自』に成功した。しかも、敵を一人もつくらずに危機を乗り切ったことが(佼成会の)特徴」と説明しました。
また西山教授は、慢性的な危機に直面していないか教団の状況を常の確認していく必要性を訴えました。
このあと、基調講演を受けて、坂本尭・聖マリアンナ医科大学名誉教授が『カトリック教会における危機とその克服方法』と題して、森章司・東洋大学教授が『釈尊教団における危機とその克服方法』と題してそれぞれ講演しました。
翌11日には、3グループに分かれての討議のあと、全体総括が行われ、主に本会の現状や課題について意見が交わされました。

(2006.06.16記載)