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2006年08月22日 WCRP青年世界大会 被爆地・広島で平和学習、平和祈念祭を実施

「WCRP(世界宗教者平和会議)青年世界大会」の参加者たちは8月22日、開催地・広島で、さまざまな平和学習に取り組んだほか、一般市民らと共に「平和祈念祭」に臨みました。

広島国際会議場で行われた「広島平和学習Ⅰ」では、高橋昭博・元広島平和記念資料館館長による「原爆被爆者証言」が行われました。参加者は高橋氏の体験に耳を傾け、またスクリーン上にイラストで映し出される戦時中の模様や原爆投下後の被爆者の姿を真剣に見つめ、核兵器の恐ろしさを学びました。
引き続き実施された「広島平和学習Ⅱ」では、広島平和記念公園内の碑をめぐり、広島平和記念資料館を見学しました。同プログラムでは、本会広島県下5教会も参画する特定非営利活動法人ヒロシマ宗教協力平和センターのメンバー20人がボランティアとして参加者の案内役を務めました。
午後6時30分からは、公園内の原爆供養塔前で『もう一度、勇気をもって空を見上げよう』をテーマに「平和祈念祭」を開催しました。同プログラムはマスコミを通じて一般市民にも参加が呼びかけられ、会場には736人が集いました。
参集者全員で黙とうを捧げたあと、東京佼成ウインドオーケストラのコンサートマスターでサクソフォン奏者の須川展也氏と、ピアニストの小柳美奈子氏が鎮魂歌を演奏。続いて、イスラーム、キリスト教、ユダヤ教、ヒンズー教、シーク教、神道、仏教の青年宗教指導者がそれぞれ壇上に立ち、「平和の祈り」を捧げました。
大会参加者の一人、ペルー出身のジュアンさん=カトリック=は「被爆者証言」に特に衝撃を受けたと語り、「私は教育者として、一層、平和の大切さを訴えていきたいと思いました」と感想を話しました。

(2006.08.25記載)