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2006年08月31日 WCRP世界大会:河野衆院議長に『京都宣言』手渡す

8月31日午後、ウィリアム・ベンドレイ・WCRP国際委事務総長、庭野日鑛・同日本委理事長をはじめとした宗教指導者ら約30人が東京・千代田区の衆議院議長公邸を訪れ、河野洋平衆議院議長に面会しました。

席上、河野衆院議長が第8回WCRP世界大会の成功に祝意を表したあと、「日本は国際社会に助けられ、60年間、戦争をせず平和に過ごすことができた。私たちにとって大事なのはそのお返しとしてどれだけ国際社会に貢献するかということ。平和が当たり前だと思って努力を怠ることのないようにしなくてはいけない」と述べました。さらに、「政治の力には限界があり、一人ひとりの心の中に宿る平和を広めるためには宗教は欠かせない」と指摘した上で、「幸いにして、日本の宗教者が積極的にこのような対話に取り組んでおられることはありがたい」と語りました。
ベンドレイ国際委事務総長は、開会式に小泉純一郎首相が出席したことに触れ、平和構築という共通の目標に向けた日本政府とWCRPのパートナーシップの可能性に言及。「これまで日本は人間の安全保障という概念を推進する上で重要な役目を果たしてきた。今回の会議では、人間の安全保障をベースにした共有される安全保障という概念を打ち出している。平和のためにはすべての人が協力し合う必要がある」と述べ、河野衆院議長に、大会で採択された「京都宣言」を手渡しました。

(2006.09.08記載)