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2006年09月06日 国連NGO年次総会に出席

『未完の仕事――人間の安全保障のための効果的なパートナーシップと持続可能な開発』をテーマに「第59回国連広報局NGO年次総会」が9月6日から8日まで、ニューヨークの国連本部で行われました。世界各地で活動する2500のNGO(非政府機関)ほか、世界50カ国の代表が参加。本会からは神谷昌道・外務部次長が出席しました。

同年次総会は毎年9月、国連総会の前にNGOの代表が集まって開催されるものです。国際的な諸問題に対する市民社会の参画を促し、多角的な議論を行うことを目的としています。
期間中は全体会議のほか、開発、ミレニアム開発目標におけるメディアの役割、紛争解決、貧困、教育、HIV(エイズウィルス)など多様なテーマに基づき、数多くのパネル討論会、円卓会議が行われました。
またこの間、NGOの共催による「ミッドディ・ワークショップ」も開催され、本会は7日、NGO軍縮委員会、ピースボート、核時代平和財団と共同で「大量破壊兵器の削減」に関するワークショップを開きました。
席上、IAEA(国際原子力機関)元事務局長のハンス・ブリックス博士の基調講演のあと、神谷次長がスピーチ。国連軍縮特別総会での庭野開祖の演説や、本会の宗教協力を通じての軍縮への取り組みなどを紹介しました。その上で、今年8月6日の広島平和記念式典での小学生による「平和への決意」に触れ、「軍縮は技術論ではなく、いのちの尊厳に関わる問題」と訴えました。

(2006.09.22記載)