いよいよ来月15日に「開祖さま生誕会」式典が、大聖堂で執り行われます。「開祖生誕100年」に際し、本会は「開祖さまの顕彰」と「信仰新生」を眼目として、「庭野会長全国布教」「大聖堂改修」「開祖記念館」「庭野開祖ご生家復元」「記念参拝」などさまざまな記念事業に取り組んできました。また、各教会では「布教伝道計画」が立案されるなど「開祖さまの願いをわが願いに」を合言葉に、一人ひとりの信仰者としての高まりが目指されてきました。11月15日は、庭野日敬開祖の生誕を祝うと共に、これまでの功徳を確認し、布教伝道・菩薩行実践の誓いを新たにする日となります。本部で行われる「開祖さま生誕会」式典・祝典の概要と当日を中心とした各教会の活動、布教伝道への取り組みなどを紹介します。
今年、本会は「開祖生誕100年」という大きな節目を迎え、来月の15日に「開祖さま生誕会」式典が行われます。この日は、本会会員が、庭野開祖の生誕を祝うと共に、昭和20年の同日に庭野開祖が本会の御本尊「久遠実成大恩教主釈迦牟尼世尊」を勧請したことから、その意義をあらためて確認し、庭野開祖への「報恩感謝」「継承」「誓願」といった決定を新たにする日と位置付けられます。また、平成3年11月15日に、庭野開祖から庭野日鑛会長への「法燈継承式」が行われたことをかみしめ、信仰新生の機縁とすることが、この日の大切な意味合いとされています。
11月15日、大聖堂で開催される「開祖さま生誕会」式典には86教会から約3300人の会員が参集。宗教界、政界、財界、学界など、国内から多数の来賓が出席すると共に、海外からも多数の来賓が招かれています。当日は、全国教区代表の奉献の儀、庭野光祥次代会長導師による読経供養に続いて、庭野会長が啓白文を奏上。山野井克典理事長のあいさつ、会員代表による体験説法に引き続き、庭野開祖の法話が流され、来賓を代表して文化勲章受賞者で哲学者の梅原猛氏らが祝辞を述べます。このあと、庭野会長が法話を述べることになっています。式典の模様は、全国の教会に衛星中継されます。
また、17、19の両日には、普門館で「開祖さま生誕会・祝典」が行われ、合わせて124教会から約7000人の会員が本部を訪れます。17日には、桐生教会が「八木節」、松江教会が「安来節」、群馬太田が「八木節」を披露し、それぞれミニ説法を行います。TKWO(東京佼成ウインドオーケストラ)アンサンブルによるコンサート、会員250人による『歓喜の歌』の奉祝合唱などが行われ、菅沼神楽も特別出演します。19日は、柏教会が和太鼓演奏、原町教会が「相馬野馬追」演舞、尾道教会が「尾道ええじゃん三下がり」、秋田教会が「竿灯」、徳島教会が「阿波踊り」を披露。併せてミニ説法を行います。また席上、「開祖生誕100年読書感想文コンクール優秀作品発表会」が行われます。
両日とも、庭野開祖の映像が流され、庭野会長が「お言葉」を述べることになっています。
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全国各教会では、衛星中継される大聖堂での「開祖さま生誕会」式典を道場で同時放映し、多くの会員が「心の功徳」を確認し合い、「庭野開祖の願い」をかみしめます。多くの教会が衛星録画を中心とした同様の式典を夜間にも行います。
これとは別に、10月から11月にかけて、「前日祭」「記念祭」「結集大会」など独自のプログラムを行う教会もあります。来年次以降の活動のスタート点と位置づけ、「家庭教育」を地域で展開するためのテキスト完成を発表する教会、「信仰継承」を願って親子101組が奉献の儀に参加する教会、また、「大志」を主テーマに県下の青年が集うところもあります。
「支部家族」の形成を念頭に、今年、支部ごとに集いを実施してきた教会の多くは、「開祖生誕100年の集大成」として全支部による大会を実施します。信仰体験の発表などを通し、今後の躍進を誓い合います。機関誌を読んでの感想文コンクールやタイムカプセルなど、アイデアを生かした取り組みの中で、会員たちが精進を誓う教会もあります。
こうした式典を一過性のイベントに終わらせるのではなく、「法華経によって万人を救う」という庭野開祖の願いを自身の願いにしようと、各教会では昨年、あるいは一昨年から、会員たちが布教伝道に力を注いでいます。また、「ご宝前を中心とした生活」の徹底や「斉家」を目標に、手どり・導き修行をはじめ会員各家でのご供養、地区での集い、法座修行、社会奉仕に取り組んでいます。
さらに、庭野開祖の生涯、功績、教えを学ぶため、講演会、学習会、練成会、菅沼参拝なども実施してきました。中には、そうした機会を地元の宗教者、識者との交流を深める場の一つとして行う教会もあります。一方、「開祖生誕100年」を広く市民に知ってもらおうと、各地で地元メディアへの呼びかけやパネル展示、布教用グッズを活用した広報活動なども展開中です。
(2006.10.06記載)