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2006年11月03日 青年本部主催「第3回エコロジー・ライフ講演会」

青年本部が主催する「第3回 エコロジー・ライフ講演会」が11月3日、セレニティホールで行われました。『地球にやさしい生き方~洗剤がおよぼす影響』をテーマに、株式会社ミヨシ石鹸、株式会社玉の肌石鹸の三木晴雄代表取締役社長が講演。埼玉、千葉、東京、多摩、神奈川の5教区から、青年婦人部員ら186人が参加しました。

同講演会は、「キッチンから世界平和へ」の願いのもと、東京教区青年婦人部エコロジープロジェクトの協賛を得て、2年前から実施されています。
冒頭、同プロジェクトのメンバーが、各家庭で実践している環境への取り組みを発表。ごみの分別やレジ袋の削減などについて、イラストを交えて紹介しました。
続いて、三木氏が登壇し、石鹸と合成洗剤の成分の違い、合成洗剤が環境や皮膚に及ぼす影響などについて語りました。
講演の中で三木氏は、自然界、地球の表面に存在するものを原料とする場合は、自然に分解され、循環するが、地中から採取する石炭や石油を原料としたものは自然に戻りにくいことを知っておく必要があるとし、石鹸は最終的に水と炭酸ガスに分解され、自然に還るなどの特徴を紹介。そのものが持っている価値を見い出し、使い切ることが人間の生き方だと述べました。
また、どんな商品にも一長一短があり、取捨選択は個人の価値観によるとした上で、「便利さより人間の生命が大事」という点に価値をおく必要性を提言。未来に向けてよりよい環境を作る大切さを訴えました。
参加者の一人は、「便利さだけを追い求めるのではなく、仏さまから授かった自然界にある物の本来の力を発揮させ、生活で生かす智慧を教えて頂きました」と感想を語りました。

(2006.11.10記載)