庭野日鑛会長が全国各教区を訪れる「教会役員指導会」が3月11日、東京教区を皮切りにスタートしました。会場となった杉並教会道場には、同教区23教会の支部長、七部長合わせて約400人と各教会長が参加しました。「法座」で、役員代表11人が「平成19年次の方針」に対する「領解」を発表したあと、信仰者としてのあり方などを質問。庭野会長が一つひとつに回答したあと「お言葉」を述べ、「自らのいのちが有り難いという感謝の気持ちを頂けたなら、これ以上の功徳はありません。その感謝を持ってお役を果たさせて頂く。そのことに尽きると思います」と幹部としての姿勢を示しました。
教会役員指導会は、布教伝道の中心的な役割を果たす教会役員が庭野会長との結縁を深め、さらなる布教伝道への決意を新たにすることを目的としています。従来は教会役員が本部で一堂に会して行われましたが、今年および来年次は、庭野会長が各教区を訪れ、「法座」で語り合うものとなります。
東京教区の教会役員指導会では、冒頭、渡邊恭位布教本部長があいさつ。指導会の目的や庭野会長がこれまで述べた法話の要点を確認しました。
続いて、黒澤国雄教区長が進行役を務めた「法座」で、役員代表11人が「平成19年次の方針」に対する「領解」を発表しました。
触れ合う人にいのちの尊さに気づき、生き甲斐ある人生を送ってもらうにはどうかかわればよいか、という質問に対し、庭野会長は、「自ら信じて人をして信ぜしむ」という言葉を引用しながら、「まず私たちがいのちの不思議、有り難さにしっかりと目覚めることが一番大事な基本」と述べました。また、人間だけに限らずあらゆるものが生死を繰り返していることに触れ、その無常観が釈尊の見方の根幹にあったと強調。「有り難いと気づくことほど人間にとっての生き甲斐はないのです」と述べました。
なお、今年次は9月までに、静岡、千葉、東北、多摩、北海道、新潟、北陸、中国の各教区で指導会が行われる予定です。
(2007.03.16記載)
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