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2007年08月23日 庭野会長 全日本仏教会創立50周年記念式典に参列

全日本仏教会の財団創立50周年記念式典が8月23日、東京・港区の浄土宗大本山増上寺で開催され、同会加盟宗派・団体はじめ日宗連(日本宗教連盟)関係者、各界からの来賓など約600人が参加、本会から庭野日鑛会長、川端健之外務部長が出席しました。

同会は伝統仏教の連合体で、明治33年の仏教懇話会結成にはじまり、その後、大日本仏教会、日本仏教連合会などを経て、昭和32年に全日本仏教会として財団法人の認可を受けました。日宗連を構成する5団体の一つ。現在、7万5000を数える伝統仏教寺院の9割を超える寺院が所属する58の主要仏教宗派と36の都道府県仏教会、9の各種仏教団体が加盟します。仏教文化の宣揚と世界平和の進展に寄与することを目的に、研究会やセミナー、国際交流、救援活動、ネパールのルンビニー園復興事業などさまざまな活動を展開しています。
式典は、増上寺大殿で行われました。内陣には加盟各宗派の座主、門主、門首、管長が着座しました。
増上寺の成田有恒法主導師により財団創立50周年を記念するとともに関係物故者を追悼する法要が営まれました。このあと、大道晃仙・同会会長(曹洞宗管長)があいさつに立ち、「仏教会が抱える多岐多様な諸問題に対し、積極的に参画いただけるならば、本会が意図する『共存共生』にも極めて明るい見通しが拓かれる」と述べました。
WFB(世界仏教徒連盟)のパン・ワナメッティ会長、安倍晋三首相(代読・鈴木政二内閣官房副長官)、杉山一太郎・日宗連理事長(教派神道連合会理事長)の祝辞に続き、功労者表彰。最後に全日本仏教会の池田行信事務総長が、昨今の国内外の課題に応える仏教徒の自覚に言及し、宗派間の絆の強化、地域貢献、アジア仏教徒との友好、世界の仏教徒・諸宗教者との提携を促進する同会の決意を表明しました。
このあと、同区内のホテルで作家の五木寛之氏が『21世紀仏教の道をたずねて』と題し、特別講演を行いました。また、引き続き同ホテル内で催された祝宴の席上、庭野会長が日宗連理事として、各界の代表とともに鏡開きを行いました。

(2007.08.31記載)