6月1日にスタートした「ゆめポッケ・キッズキャンペーン」(主管・青年本部、外務部)が、8月31日に終了しました。
同キャンペーンは、民族間の対立や紛争によって心に傷を負い、厳しい環境で生活する世界の子供たちに、文房具やおもちゃなどを詰めた手作りの袋(ポッケ)をおくる運動です。小・中学生の平和活動としてスタートし、今年で9年目を迎えました。
全国各教会では、今年も家庭を中心に親子でポッケづくりを行いました。また、子供たちの夏休み期間を利用して教会での袋詰めや発送作業が実施されました。
船橋教会は7月30日、青年婦人部の「ふれあいデー」の中でメッセージカード作りを実施。青年婦人部員と少年部員など約50人が参加し、親子でカード作りに臨みました。
八王子教会は8月10日、少年部員50人が参加し、「ゆめポッケ・キッズキャンペーン祈願供養」を催しました。少年部員が脇導師を務め、読経供養を行ったあと、部員2人が感想発表。メッセージ書きについて、「戦争がなくなってみんなが幸せになればいいなと思って書きました」と発表しました。
年間を通してポッケの中身の収集に取り組む磐城教会泉支部では11日、少年部員を含む同支部の会員30人がポッケの袋詰め作業を行いました。法座席いっぱいに509個のポッケを並べ、ノートやえんぴつ、ぬいぐるみなどを詰めました。
19日、少年部練成会の中で発送セレモニーを実施したのは新宿教会。少年部員など50人が「ゆめポッケ親子ボランティア隊」の配布映像を観賞したあと、集まった201個のポッケを箱詰めし、発送準備を行いました。同日、清水教会でも『親子のあたたかい会話から 世界の子供たちへまごころのこもった"ゆめポッケ"を届けよう!!』をテーマに「ゆめポッケのつどい」を実施しました。少年部員、学生部員ら20人が参加し、祈願供養のあと、手づくりカードを作製。一つひとつのポッケにカードを入れ、最後に梱包、発送作業を行いました。
教区でポッケの発送式を行ったところもあります。
北陸教区は26日、能美市根上総合文化会館で実施した同教区少年フェスティバルの中で「ゆめポッケ発送式」を行いました。約750人が集まりました。各教会から寄せられたポッケ2171個を詰めた段ボール箱が会場に積み上げられ、「2007北陸教区ゆめポッケ・キッズキャンペーン」と書かれた長さ5メートルの横断幕に、子供たちが思い思いのメッセージを寄せ書きしました。
発送式では、少年部員代表が感想発表。2人が友方成江同教区長に目録を渡しました。終了後、子供たちは箱を載せ横断幕をつけたトラックを見送り、祈りを捧げました。
このほか、夏休み期間中に、石巻、上越、一宮教会などでも配布国の説明会や袋詰め作業、発送式が行われました。
教会で集められたポッケは、日本通運株式会社の倉庫に集積された後、各国へ輸送。現地NGO(非政府機関)や国連機関を通してアゼルバイジャン、アフガニスタン、英国・北アイルランド、スリランカ、レバノン、パレスチナ自治区(ガザ地区、ヨルダン川西岸)の子供たちに手渡されます。来春には、「ゆめポッケ親子ボランティア隊」が現地を訪れる予定です。
(2007.08.31記載)
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