2007年09月05日
国連NGO総会に神谷外務部次長が出席
『気候変動――私たちすべてに与える影響について』をテーマに「第60回国連広報局NGO総会」が9月5日から7日まで、ニューヨークの国連本部で行われました。世界62カ国から500を超えるNGO(非政府機関)の代表1726人が参加しました。本会から神谷昌道外務部次長が出席しました。
同総会は毎年、国連総会の開催に先立って行われるものです。世界の主要NGOが参加し、セッションやワークショップを通して、世界の諸問題解決に向けて意見交換を行います。今回は、2005年2月の京都議定書発効を受け、国連を中心とした地球環境問題への取り組みのあり方、気候変動が国際社会に及ぼす影響などについて話し合われました。
5日の開会式では、アシャローズ・ミギロ国連副事務総長のあいさつに続き、国連環境計画(UNEP)のアヒム・シュタイナー事務局長が基調講演を行いました。
また、期間中は『気候変動――科学的根拠』『水の安全と気候変動』『エネルギーと気候変動の経済と政治』などをテーマに円卓会議が行われたほか、NGO共催による「ミッドデイ・ワークショップ」も開催されました。33のワークショップで気候変動について多面的な討議がなされました。
正式代表として出席した神谷次長は、総会終了後、「気候変動の問題は、今、取り組みを始めても成果が出るまで20年かかるといわれています。環境問題は国や政府の問題でなく、一人ひとりが身近な問題ととらえ、地道に取り組んでいくことが重要です。一人の宗教者として、地球市民としていかに生き、生活していくかを考え、自ら行動していくことの大切さを感じました」と語りました。
(2007.09.21記載)
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