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2007年10月25日 「第10回日本・中国・韓国仏教友好交流会議北京大会」に山野井理事長が出席

日本・中国・韓国の仏教者が集い、世界平和を祈念する「第10回日中韓仏教友好交流会議北京大会」(主管・中国佛教協会)が10月25、26の両日、中国・北京市のホテルで開催され、3カ国の僧侶や信徒、在家仏教徒ら約230人が参加しました。本会から山野井克典理事長、中村憲一郎京都教会長が出席しました。

今大会のテーマは『仏の智慧(教え)による世界調和の促進』。25日に三国連絡委員会議が行われ、来年韓国で開催される第11回大会の予備会議の開催日程(4月15日から17日まで)、三国の修行体験交流などについて話し合われたほか、11月に中国で開催される第2回世界仏教フォーラムの報告が行われました。また、「中国、韓国、日本3カ国仏教共同宣言」が採択されました。26日には、三国合同の世界平和祈願法要が営まれ、各国の代表がそれぞれ祈願文を奏上。日本は、小林隆彰・日中韓国際仏教交流協議会理事長を導師に山野井理事長をはじめ代表が登壇、『般若心経』を読誦しました。開会式では、中国国家宗教事務局の葉小文局長が歓迎のあいさつ。中国佛教協会会長の一誠法師、韓國佛教宗團協議會会長の智冠法師、日本からは安田暎胤・薬師寺管主がそれぞれあいさつを述べました。引き続き、大会のテーマに基づき、基調発言が発表されました。中国は中国佛教協会副会長兼秘書長の学誠法師、韓国は大韓佛教曹溪宗護戒院長の法燈法師、日本は日中韓国際仏教交流協議会会長の坪井俊映師(浄土門主・総本山知恩院門跡第八十七世)が講演しました。この中で坪井師は、世界を調和のとれた和合共生の豊かな社会に導くために、世尊の悟りを依りどころとし、人生の闇路を照らす灯火と仰いでいくことが大切であると強調。「命あるものすべてが和合と共生に生きることを今生の意味づけとし、ひいては縁起の法による世界人類の調和を促進してゆく」ことを念願しました。このあと、補充発言が行われた。山野井理事長を含む三国の仏教者代表6人は、人民大会堂を訪れ、中国人民政治協商会議全国委員会主席の賈慶林・中国共産党中央政治局常務委員と会見しました。

(2007.11.02記載)