2007年10月26日
東京佼成ウインドオーケストラ第９４回定期演奏会
東京佼成ウインドオーケストラ（ＴＫＷＯ）の「第９４回定期演奏会」が１０月２６日、豊島区の東京芸術劇場で行われました。
今回の演奏会は『Ｊａｐａｎｅｓｅ Ｃｏｍｐｏｓｅｒｓ Ｖｏｌ．１ "Ｔｈｅ Ｐｉｃｔｕｒｅｓ"』をテーマに行われました。ＴＫＷＯのメンバーは客席両脇から入場。指揮を務めたダグラス・ボストック氏と太鼓奏者の林英哲氏が鈴を鳴らしながら入場し、観客の視線を集めました。第一部では、作曲家の松下功氏が１９９３年から手がけてきた『飛天三部作』を披露。『飛天の祈り』（ＴＫＷＯ２００７年委嘱作品）は世界初演となりました。林英哲氏の力強い太鼓の音と、ＴＫＷＯが奏でる美しい音色が作り出す５０分に及ぶ大作に、約１４００人から盛大な拍手が送られました。第二部では、高橋徹氏によって吹奏楽用に編曲された、モデスト・Ｐ・ムソルグスキー作曲の組曲『展覧会の絵』を演奏。終了後は高橋氏がステージに招かれ、観客から惜しみない拍手が送られました。また、終演後、ボストック氏、林英哲氏、松下功氏のサイン会が行われ、好評を博しました。
(2007.11.02記載)
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