「第32回生誕地まつり」(主催・第32回生誕地まつり実行委員会)が10月11、12の両日、庭野日敬開祖の生誕地である新潟・十日町市で開催されました。立正佼成会から渡邊恭位理事長、庭野皓司参務ら教団役職者が出席。十日町の市民や会員はじめ、来日中のBCYCC(バターン・キリスト教青年会)友好親善使節団を含む約1万5000人が来場しました。
同まつりは、同市名誉市民の庭野開祖を讃(たた)えるとともに、文化的交流を深め、同市の振興・発展に寄与することが目的です。同実行委員会は、同市の観光協会、商工会議所、「庭野日敬師に学ぶ会」、本会十日町教会など地元の団体や企業で構成されています。
11日夜、前夜祭として同市菅沼の大池で「大池灯籠(とうろう)流し」(主管・美佐島地区振興会)が催され、市民や来賓、本会会員ら約3200人が参加。庭野開祖生家のご宝前の火(聖火)が、『異体同心』と記された大灯籠と参加者から寄せられた約2000個の灯籠に灯(とも)され、大池に浮かべられました。平和祈願の黙とうに続き、1978年9月24日に行われた生誕地道場(当時・菅沼練成道場)入仏・落成式の席上、教育の重要性を述べた庭野開祖の法話が紹介されました。
このあと、クロス10大ホールで「ふるさと交流会」が行われ、同市関係者、本会会員ら約260人が出席しました。本会を代表して渡邊理事長が、また庭野家を代表して庭野皓司参務があいさつしました。
翌12日朝、同市博物館前遺跡広場内の「庭野日敬先生胸像」前で開会式が行われました。田口直人同市長が「雪深い環境で生まれ育ち、日本、そして世界でご活躍された庭野日敬先生の教えが世界に広まっていることは、市民にとって大きな勇気と自信になっています」とあいさつ。「纏(まとい)振り初め」では、下館、新潟、寺泊、長野の4教会が市中行進に先立ち、勇壮なマトイを披露しました。
午前9時過ぎ、同市本町で「市中行進」がスタート。地元の十日町市民吹奏楽団や同市舞踊協会、大太鼓「雪花会」に加え、本会から67教会が行進に参加しました。マトイ・万灯のほか、高知教会の「よさこい鳴子踊り」はじめ、長野中央教会の「長野びんずる踊り」や仙台教会の「すずめ踊り」など地域色を生かした行進が続きました。
十日町市駅前通りで行われた閉会式では、約20分にわたる追い込みのあと、渡邊理事長が登壇。「今回、天候に恵まれ、盛大に終了できますのも、主催してくださいました実行委員長さまはじめ、十日町の市民の皆さまや大勢の皆さまのご協力のおかげさまです」と関係者に謝意を表しました。
(200810.17記載)
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