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2008年12月05日 平成20年次「一食ユニセフ募金」総額発表

平成20年次「一食ユニセフ募金」の総額が、このほど青年本部から発表されました。昨年11月1日から今年10月31日までに寄せられた募金の総額は、7849万3482円。浄財は、ユニセフ(国連児童基金)を通じ、アジア4カ国の教育事業などに充てられます。

本会では今年も青少年部員らが主体となり、「青年の日」を中心として街頭募金やチャリティーバザーなどを実施し、ユニセフ支援を呼びかけてきました。また、それらの活動を通し、「一乗」の教えに基づく「同悲・祈り・布施」という「一食を捧(ささ)げる運動」の精神を市民に伝えることに取り組みました。
市民から寄せられた浄財は、ユニセフを通じ、本会が用途を指定する「指定拠出」として、ネパール、カンボジア、フィリピン、東ティモールのアジア4カ国初等教育などの教育事業に充てられます。このほか、5月に発生したミャンマー・サイクロンならびに中国・四川省大地震の被災者支援として合計1500万円の緊急支援が行われました。
11月7日、東京・品川のユニセフハウスで行われた「『一食ユニセフ募金』贈呈式」では、松本貢一青年本部長が、日本ユニセフ協会の早水研専務理事に目録を手渡しました。席上、早水専務理事は世界の子供たちの死亡率の低下や学校へ通う児童の増加など状況が改善されている点を示しながらも、「5歳未満の乳幼児が1年に920万人もいのちを失っています」と述べ、今もなお多くの子供たちが厳しい環境に置かれていることを報告。そして、「子供たちの未来のために、宗教者の果たす役割は大きい。今、ユニセフはWCRP(世界宗教者平和会議)の動きに注目しており、紛争の平和的解決と和解に尽力するWCRPとの協力、共働を検討している」と述べました。

(2008.12.5記載)