昨年3月5日の「創立70周年記念日」を期してスタートした「全会員へのご本尊およびご法号勧請」が、今年次も各教会で進められます。布教現場では、庭野日鑛会長の指導に基づき、それぞれの実情に即して取り組みながら、勧請の意義や功徳の確認に力が注がれています。
「全会員へのご本尊およびご法号勧請」は教団創立70周年で取り組む7つの柱の中心に位置づけられ、昨年3月5日にスタートしました。大聖堂での「創立70周年記念式典」で庭野会長から7教区長と国際伝道本部長がご本尊・ご法号を拝受した後、3月7日には大聖堂で「御本尊・御法号授与式」を挙行。渡邊恭位理事長と7教区長から国内239教会と海外教会、国際伝道本部直轄拠点にご本尊・ご法号が授与されました。
各ブロックでの指導会や教会、支部での学習会・説明会では、庭野会長の昨年の『年頭法話』と『会長先生の願いを受けて』と題する渡邊理事長への一問一答をまとめた学習教材『常に願い、常に仰ぎ見る』をテキストに、ご本尊・ご法号勧請の意義を確認。その後も、学習会や功徳の確認を繰り返しながら、総戒名家や新入会員へのご本尊・ご法号の安置、幹部家などへのご法号の安置を進めてきました。
今年次、庭野会長は「平成二十一年次の方針」の中で、「全会員へのご本尊およびご法号勧請という喜びの輪を、さらに推進すること」と方針を示しました。『年頭法話』では「各家庭にご本尊が勧請されることは、仏教徒としての基本的なあり方であり、そのご宝前を中心にして生活が営まれていくことは、まことに大きな幸せであります。そして、ご法号の勧請によって、本会は、開祖さま、脇祖さまが法華経に導いてくださって創立された教団であり、そのご縁に結ばれて私たちが修行させて頂いているという独自性が、信仰形態の上でもはっきりしたのであります」とその意義を改めて説示。「『全会員へのご本尊およびご法号勧請』に際しましては、国内外の信者の皆さまが、法座や研修などを通して、その願いを深く受けとめられ、真心からのご安置を進めてくださっています。本当に心強い限りであり、サンガとしての一体感を強く感じております」と布教現場の成果を認めながら、「この喜びの輪をさらに推進していけるよう、来るべき百周年に向けた長い目で見つつ、急がず、休まず、精進してまいりたいと念願しております」と期待を寄せました。
これらの指針を受け、各教会では今年も全会員や支部長、会計、主任、組長、壮年リーダーなど各層別に学習会を設け、意義を深く確認しながら「全会員へのご本尊およびご法号勧請」に取り組んでいく動きが見られます。また、ご命日式典などで勧請に携わったお役者などが発表を行い功徳などを確認し合うほか、勧請家を対象とした意義の学習、功徳の確認に力を注ぐ教会も多くあります。
(2009.1.23記載)
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