庭野日鑛会長は今年次の『年頭法話』(本紙1月4日付)で、「『楽しいご法の習学』という新たな習慣と伝統を築き上げていけるよう、皆さまと共に一層の精進を重ねてまいりたいと決意しております」と述べ、「平成二十一年次の方針」にも示された、全会員が『ご法の習学』に励み、智慧(ちえ)と慈悲による救い・救われという主題に取り組んでいく大切さを強調しました。これを受け、布教現場では庭野会長の指導の確認をはじめ、種々の基本信行の一層の充実、実践に力が注がれています。
庭野会長は『年頭法話』の中で、「ご法の習学とは、仏さまの教えを正しく会得(えとく)し、それを自分の日常生活と照らし合わせて考え、このことを絶えず繰り返すことであります」と示しました。また、「私たちの心は、釈尊の智慧を頂くことによってどんどん自由になり、安らかになり、幸せになってまいります。ですから、ご法の習学は、本来とても楽しいことなのです」と述べ、「楽しいご法の習学」という指導に込めた願いを明示しました。
現在、布教現場ではブロックや教会、また役別などで、『年頭法話』の確認やかみしめが盛んに実施されています。釧路、弘前、盛岡、静岡、大分などの各教会では庭野会長の指導を小冊子などにまとめ、幹部らに配布し「楽しいご法の習学」の意識づけに力を注いでいます。
教えを正しく、深く理解することを目的とした研修や教育も活発に展開されています。多くの教会が従来の幹部や役別、各層別の教育の一層の充実を目指しているほか、世田谷、渋谷、甲府、鰍沢、高松などの各教会では、参加対象を限定しない研修などを開催。会員の主体的に学ぶ意欲に応えています。
日々、各教会で盛んに実施されている法座では、教えに沿った日常生活、また手どり・導き修行ができているかなどを繰り返し確認することを重視。実践を通しての気づきや功徳の発表を通して、「楽しいご法の習学」を味わうことに主眼を置いています。幹部らが道場に足を運べない会員宅を訪問して行う「出張法座」なども盛んに実施されています。
このほか「佼成」や「躍進」、庭野日敬開祖や庭野会長、庭野光祥次代会長の著書の輪読なども各教会で活発に行われており、読後に会員個人の気づきやさまざまな実践を通しての功徳などをサンガで共有する中で、一層の教えの研さんが積まれています。
(2009.2.20記載)
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