新宗連(新日本宗教団体連合会)の「第25期第2回理事会」が2月17日、東京・新宿区の解脱会本部で開催され、理事(委任状提出者を含む)、監事、オブザーバーなど合わせて53人が参加しました。立正佼成会から渡邊恭位理事長(新宗連常任理事)、庭野光祥次代会長(同理事)が出席しました。
冒頭、昨年10月の新宗連全国総会で新宗連第6代理事長に就任した岡野聖法解脱会法主があいさつ。「先輩のお心を(私たちの)心として一致団結し、新宗連活動に大いに邁進(まいしん)したい」と述べました。
このあと、新たに新宗連副理事長に就いた保積秀胤大和教団教主、同理事に就いた光祥次代会長がそれぞれ抱負を述べました。
審議事項では、2年後の新宗連結成60周年に向け、「60周年特別委員会」の設置が承認されたほか、平成21年度事業計画案、同予算案などが審議、承認されました。
このうち同事業計画では、結成50周年記念事業の一つとして進められている「日本宗教ネットワーク」計画についても紹介されました。同計画は、宗教的精神を幅広く啓発するため、新宗連を母体として、宗教にかかわる個人に宗教対話・交流活動の実施やサークルの立ち上げを呼びかけ、それぞれが情報交換などを通してネットワーク化を図るものです。個々の活動に対して新宗連が人的・資金的な支援を行う方向性が示されました。
報告事項では、新宗連生命倫理研究会による「生命倫理ノート」の発行や、日本弁護士連合会が進める「取調べの可視化(取調べの全過程の録画)の実現を求める請願書」の署名運動に、昨年、新宗連加盟教団から10万7789人の協力が寄せられたことなどが報告されました。
理事会後、学習会が行われ、『政治状況を展望する』と題して田中豊蔵・元朝日新聞論説主幹が講演しました。
(2009.2.27記載)
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