WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会青年部会の「第176回幹事会・平成20年度総会・学習会」が3月15日、東京・渋谷区の妙智會教団本部で開催されました。立正佼成会から松本貢一青年本部長(同青年部会幹事長)が出席しました。
幹事会では、「パレスチナ・中東危機に対する平和のメッセージ・キャンペーン」「第3回国際青年委員会(IYC)」について報告されたほか、平成21年度の活動計画案、人事案を審議し、承認されました。
総会では、同20年度の事業経過が報告されました。続いて、21年度の活動計画案、青年部会規約の改正案などが審議され、「サマーキャンプ2009」の開催などの活動計画が決定しました。同青年部会の役員については、20教団から25人の幹事、2人の監事が選任されました。また、執行役員として松本貢一幹事長、神社本庁広報部国際交流課の岩橋克二副幹事長の再任に加え、カトリックアトンメントのフランシスコ会の小林恵太修道士、深田良一・円応教青年会会長、八坂憧憲・中山身語正宗青年本部長が副幹事長に就任することが報告されました。
このあと学習会が行われ、『21世紀の挑戦にこたえるリーダーシップ』をテーマにWCRP日本委員会平和研究所所員の山田經三上智大学名誉教授が講演。自身が携わった東ティモールの和解、復興の取り組みを紹介し、信頼関係を築く努力を強調。「『違いこそが活力』と思える寛容な心を育むために、自己を客観的に評価する謙虚な姿勢が大切」と力説しました。さらに、米国第16代大統領のエーブラハム・リンカーンのリーダーシップを例に挙げ、「リーダーの役割とは、仲間と共に進むことであり、自らの貢献意欲に従って行動することです」と述べました。
なお、総会に先立ち、出席者は妙智會教団の本殿を正式参拝し、全員で平和の祈りを捧(ささ)げた。
(2009.3.20記載)
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