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2009年06月10日 WCRP日本委が「第4回G8諸宗教指導者会議(ローマ)」の概要など発表

6月16、17の両日にローマで開催される「第4回G8諸宗教指導者会議~イタリアG8サミットに向けて」についての記者懇談会が6月10日、京都市内のホテルで行われました。記者懇談会はWCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会によるものです。宮本けいし同日本委事務総長、杉谷義純同日本委評議員が出席しました。

G8サミットに向けた「諸宗教指導者会議」は2006年のモスクワ、07年のケルン、昨年の同日本委主催で行われた札幌に続くものです。今回は、イタリア司教協議会とイタリア外務省の主催により実施されます。
当日は、同日本委スタッフから、今会議が過去3回の会議からの継続性を重視して開催されること、会議の成果を踏まえての「政治指導者に対する呼びかけ」を目的としていることなどが説明されました。さらに、G8サミットの主要議案として「経済危機」「アフリカにおける開発」「ミレニアム開発目標」「気候変動」「北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の核問題」が紹介され、今会議の日程が報告されました。
続いて、宮本事務総長が庭野日鑛同日本委理事長、杉谷、宮本両師を含む日本の正式参加者8人を発表。昨年の札幌での会議を踏まえ、そこで培われた精神と成果を持ってローマでの会議に出席したいとの意向を示しました。
このあと、杉谷評議員が今会議の概要について詳述。主催にイタリア外務省が名を連ねていることについて、同国の伝統や宗教事情によるものと説明しました。また、G8サミットで気候変動や世界の経済格差の問題に加え、北朝鮮をはじめとする核拡散の問題が議論される予定であることに触れ、「被爆国である日本の宗教者として世界的な連帯のもとで(核廃絶を)働きかける機会になればと考えております」と語りました。

(2009.6.19記載)