渡邊恭位理事長は6月23日から7月2日まで、米国を訪れ、UUA(ユニテリアン・ユニバーサリスト協会)の第48回総会に出席しました。北米国際伝道センター(RKINA)の水谷庄宏センター長、神谷昌道ニューヨーク教会長が同行しました。会議の席上、UUAの新会長にピーター・モラレス師が選出され、渡邊理事長は同師に祝意を伝えました。
今年の同総会は24日から28日まで、ソルトレークシティー市のホテルで開催され、全米から3500人のユニテリアンが参加し、会議、ワークショップなどに臨みました。
渡邊理事長は国際ゲストとして出席し、26日に行われた全体会議の席上、あいさつを述べました。この中で渡邊理事長は、UUA初代会長のデイナ・マクリーン・グリーリー博士と庭野日敬開祖の深い交友、信頼関係を紹介し、WCRP(世界宗教者平和会議)の創設など宗教対話・協力を基盤とした活動に言及。G8(主要国首脳会議)を前に開催される「G8諸宗教指導者会議」に触れ、「宗教指導者と政治指導者が車の両輪となって、手を携えて人類の幸福、世界の平和に貢献することが重要」と訴えました。さらに、共生の世界を生きるための精神として「いのちの尊厳の気づき」という宗教の智慧(ちえ)が求められている、と述べました。
27日、渡邊理事長は『国際的関与の神学論』をテーマにしたワークショップに参加。約60人の参加者を前にした発表では、UUAと立正佼成会の共通点、本会の教義である「法華経」、国際活動の具体例などに言及しながら、諸宗教が共通の価値観、普遍の真理に基づいて信頼を醸成し、友好、対話、交流を進め、世界の共通課題に取り組んでいく必要性を語りました。
会期中、渡邊理事長は開会式、レセプション、平和の祈りなど各プログラムに参加したほか、ウィリアム・シンクフォード会長と懇談。UUAの新会長に選任されたピーター・モラレス師にも祝意を伝え、友好関係の継続を約しました。また、本会とUUAとの間のインターンシップ(研修)制度の調印に立ち会いました。
なお、総会終了後、渡邊理事長は、オクラホマ、ロサンゼルス両教会を訪れ、会員の体験に耳を傾け、法座を囲み、信仰姿勢や具体的な実践などを説きました。また、カリフォルニア大学アーバイン校に隣接するRKINA事務所を訪問し、水谷センター長はじめスタッフから諸活動の現状と展望などについて説明を受けたほか、同校のマニュエル・ゴメス副学長と懇談。同校と本会の協力のさらなる発展について語り合いました。
(2009.7.10記載)
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