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2009年10月22日 新宗連「平成21年度全国総会」開催

新宗連(新日本宗教団体連合会)の平成21年度全国総会が10月22、23の両日、広島市内のホテルを会場に開催され、理事、評議員、各総支部の会長、同事務局長、オブザーバーを含め約110人が参加しました。立正佼成会から庭野日鑛会長(新宗連特別顧問)、庭野光祥次代会長(同理事)、渡邊恭位理事長(同常任理事)、川端健之総務局長(同企画委員長)はじめ各総支部の役員を務める教会長らが出席しました。

23日の「第25期第2回評議員会」では冒頭、岡野聖法・新宗連理事長(解脱会法主)があいさつ。家庭、地域、職場、また布教の現場で、一人ひとりが喜ばれる存在になることが大切であると述べ、「自分が喜び、人に喜びを与える存在になることが人間一生のテーマ」と示しました。さらに、よい人間関係のためのゴールデンルールとして、相手の立場に立つことの大切さを強調。「新宗連のスローガンのもとに各教団の個性、教えを生かしながら、お互いに喜ばれる教団、喜ばれる新宗連をつくり上げ、今このときに生きる証(あかし)を示してまいりたい」と語りました。
評議員会では、役員人事に関して、円応教内の人事異動に伴い、新宗連常任理事を務めた小泉圭修前理事長に代わり赤銅重夫理事長が理事に就任。このあとの「第25期第4回理事会」で、赤銅師の常任理事就任が承認されました。また、来年度の全国総会が、北海道総支部の受け入れにより、10月に開催される方向で調整されることとなりました。
「第25期第4回理事会」では新公益法人制度への移行準備について、新宗連結成60周年特別委員会の宮本けいし委員長(妙智會教団理事長)が概要を説明。公益法人移行を目指す上での目的、事業、理事会・評議員会等の機関といった課題が提示され、同委員会で継続して検討されることになりました。また、2011年に迎える新宗連結成60周年に対し、記念事業検討部会(座長=新井光興・救世真教会長)から記念式典の挙行(同年10月17日を予定)、教団人セミナーの開催などの計画が発表されました。
続いて、企画、政治、信教の自由の各委員会、宗教法人研究会、同和推進連絡協議会から報告が行われました。新宗連青年会(新日本宗教青年会連盟)からは、2011年の同青年会結成50周年に合わせたプロジェクトが示されました。この中で、来年2月に「第22次アジア青年平和使節団」をタイに派遣する際に、現地で「世界平和祈念の集い(仮称)」を開催し、併せて新たなサンプラプーン(タイ式供養塔)の除幕を行う案などが提示されました。また、本年11月25日付をもって「新宗教新聞」が創刊から1000号を迎えることも紹介されました。
このあと、広島の市民団体「Yes! キャンペーン」実行委員会の延本真栄子実行委員長が、来年5月のNPT(核不拡散条約)再検討会議での「ヒロシマ・ナガサキ議定書」の採択を目指す同委員会の活動を紹介。2020年までの核兵器廃絶に向け、平和市長会議が発表した同議定書への理解を求め、採択に向けた行政担当者や自治体、市民レベルの意識喚起への協力を要請しました。

(2009.10.30記載)